簡単な複写・移動・整理

 パソコン操作の上手くない方の9割がフォルダやファイルの整理ができない人である。何故か? 捨ててもよいのか悪いのか、正しい捨て方も知らない、整理の仕方にも十分な基礎知識がない、概ねこの三つに分類される。highdy のパソコン教室でいつも基本を教えて、覚えた頃にもっと便利な方法を教えるのが常套手段である。例外に漏れず今回も先の講座の別の方法である。

 

 通常多くの方が、①コピーの場合はコピー&ペースト、②移動の場合はカット&ペーストを使われているだろう。この二つを知らない方は初心者以外にいないので割愛するが、③ドラッグ&ドロップも便利な方法の一つである。前者二つは1個ずつのフォルダやファイル、文字列、画像を複写・移動するには適しているが、図1のように複数の対象がある場合は③の方式でまとめて作業した方が効率が良い。

 

 ここでは対象物は問わず効率の良い整理法を紹介する。とてもよく使われる素人向きの方法であるが、コツの判らない方には難しいかも知れない。要は慣れである。早い話、移動元と移動先(場合によっては複写先)の二つのフォルダを同時に表示させ、上下又は左右を見ながら操作する簡単なもの。

 画像はクリックで全体表示)

(以下で詳しく説明する)

 

ファイルをまとめて移動又は複写する場合、二つの方法がある。

① [SHIFT](シフト)キーを

  押しながら一気に選択す

  る方法

② [CTRL](コントロール)で

  一つずつ選択する方法

特に慣れない方は、[SHIFT]キーが上手く使えない、どうしてもうまくいかない場合は、②の方法をマスターすれば充分役に立つ。

①の場合、マウスを対象物に乗せる(図7左 すぐにクリックしない) → [SHIFT]キー押しながらマウスを目的の対象物まで移動しクリックする(図3)とこれで選択できる。あとは移動先フォルダまでドラッグ(引きずる)して指を離すだけ。

多くの方がマウス操作とキー操作が上手くできないために、パソコン嫌いになる方がいるが、単なる慣れなので怖がることはない。highdy はマウスと右クリック、キーボード操作を厳しく教えるが、これだけで一般的な入力、ファイル・フォルダ操作、画像加工が他人の数倍~5倍早くなる。

。②の場合は、[CTRL]キーを押しながら、対象物を選択する(図4)だけ、以下は同作業。

多くの方がマウス操作とキー操作が上手くできないために、パソコン嫌いになる方がいるが、単なる慣れなので怖がることはない。

 [SHIFT]キーは、マウスの移動範囲の対角内に含まれるものがすべて選択される性質がある。従って、横に複数列選択すると右の図5のように、余分な対象物まで選択してしまう。

 以上の基本操作をマスターしてしまえば、下の図6のように二つの必要フォルダを開く。そしてタスクバーの何もないところをクリック、上下又は左右に移動元、移動先(複写先)のフォルダを並べて(前掲図7)それぞれの内容を確認しながら作業ができる。

もちろん、複数の対象物を選択し、既にマスターした右クリックを活用、コピー&ペースト法やカット&ペースト法を使ってもよい。

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