初心者に必要なPC用語(1)

       名前だけでも覚えるべき用語)


今さら恥ずかしくて聞けないパソコン用語

最も基本的な本体関連

CPU

CPU(シーピーユー)とは、パソコンの頭脳(心臓部)になる部品。CPUの型番は、概ね数値が大きいほど高性能になるが、種類も多くPCが新機種だから最新型とは限らない。

メモリー(実装メモリー)

メモリーとは、パソコンで行っている作業を一時的に記憶(保存)したり、CPUと頻繁にデータのやりとりしたりをする部品。数値が大きいほどPCも高機能になる。

ハードディスク(HDD)

ハードディスクとは、パソコンの中に入っているソフト、画像、資料などのデータを保存する部品。回転数は現在のところ5400RPM(回転数/分)と7200RPMだが、数値が大きいほど読み書き速度が速い。  

光学ドライブ(CDドライブ、DVDドライブ)

CD、DVDドライブ(光学ドライブ)とは、CDやDVDを入れデータの読み書きをする部品。 古いものは書き込みできないタイプが多かったが、最近のものは殆どが読み書き可能なタイプが多い。また、大容量のブルーレイに対応したものもある。

ディスプレイ(液晶、CRT)

文字通り目で見る画面だが、昔はCRTとも呼ばれるブラウン管タイプがデスクトップPCに使われ、静電気による粉塵が猛烈な速度で目の角膜を直撃、疲れ目の大きな原因になっていた。最近は液晶タイプに変わり、とても安心できる。が、あまりに輝度を高く(特に白い画面で明るく)し長時間作業をすると、やはり疲れ目の原因になるので、輝度を抑えて使うことが好ましい。画像処理の場合は、色合いもあるので程ほどに。
テレビ機能

パソコンでテレビを観たい場合、テレビチューナー内蔵の機種を選ぶとよい。外付けで地デジ・BS・CS又はワンセグチューナーのユニット又はカードも市販されており、必要なら後でも購入できる。


PCに付属する主な接続端子

電 源(AC 100V、DC 12V~19V)

デスクトップPCは殆どがAC(交流)100V接続し、内部で一部をDC(直流)に変換している。ノートタイプのPCはメーカーにより電圧が異なるが、13.5Vを概ね中心に12V~19Vの範囲で使われる。

LAN

殆どのPCに付属する。電話接続口も highdy の世代の古いPCにはあった。PCをファクシミリの代用したり、PCから電話をしていた。新しいものはインターネット回線で話もできるしファクシミリが使えるので、最近はないものが多い。

USB(1.0、1.1、2.0、3.0、3.1)

昔のPCには古いバージョンがあったが、大部分は2.0、最近の新しい機種は2.0と3.0の両方の接続口が付属している。

RC-232C

他の制御機器用のインターフェースとして用意してあり、一般のPCでは拡張モニターを接続するのに使うことが多い。拡張モニターをつけたいのに無い場合は、USB変換ケーブルで接続もできる。
RGB

正確な色合いを必要とする場合は、RGBケーブルで専用モニタに使う際に使用するが、一般のPCには殆どない。

 左の写真は、アナログ(RGB)出力用の ミニ D-Sub 15ピン‎端子の礼である。殆どのPCにはRGB又はHDMI(以下に説明)又はその両方の出力端子が用意されている。

いま一度自分のPCの入出力端子を調べてみよう。


HDMI

最近の新しいPCにはかなり付属しており、テレビやビデオレコーダーに接続し、高品質の音声・映像を取り扱うのに適している。
マイク、イヤフォーン

余程のことが無い限り殆どのPCに付属
メモリースロット

名刺サイズの大きさのカード差し込み口で、いろいろな機能のカードを差し替えて使用可能である。もちろん専用メモリーカードを増設することもできる。
SDカードスロット

カメラ、ポータブルビデオレコーダー、ドライブレコーダー、携帯電話などのSDカードの差し込み口。但し、殆どのPCで標準サイズのものとなっており、mini-SD、micro-SDの場合は変換アダプタが必要。PC機種によりSDHCなどカード種類によっては対応していない場合もあるので注意が必要。

 SDカードは種類も豊富で、新しいPCでは、より高品質のものに対応している。左右の図をクリックして拡大し、じっくり比較してみよう。


周辺機器

HDD(ハードディスドライブ)

(前掲につき割愛)

FDD(フロッピーディスクドライブ)

古いPCはFDDが主流であったが、新しいものはDVDディスクを装備したものが多い。フロッピー1枚あたりの容量が約1.44MBに対し、CDの場合は1枚あたり640MBや700MBと大きく、さらに書き込み速度も速く現在はあまり使われていない。DVDではよりCDに比べてさらに大きな保存容量を持っている。

USBメモリー(フラッシュメモりー)

USBスティックとも呼ばれ、非常にコンパクながら大容量の保存能力を持つメモリーの一種。PCの性能アップのために、種類は少ないが内臓メモリーの代替機能を持つ Ready Boost(レディブースト)対応タイプもある。

SDカードアダプタ

多くのPCは標準タイプのスロット(差し込み口)を備えているが、無い場合はアダプタアダプタを介して、USB接続でSDカードを使用する。標準タイプの他に miniーSD、micro-SD があり、ものによっては20種類以上のメモリーカードに対応するタイプのものがある。

SDメモリーカード

USB メモリーよりさらに小型で便利である。特に micro-SD は携帯電話などに多く使われる小指の爪ほどしかない小さなもので、便利であるが紛失しやすいので注意が必要。クラス4、6、10があり、数値が大きいほど高速で読み書きできる。また SDHC(高密度タイプ)のようなものもあり、使用機器の対応性をチェックしないと使えない場合もある。

マウスレーザー式

旧式のボールタイプに対し、駆動部品を持たない赤外線レーザーを利用したマウス。近年ではブルーレーザーを使用したものもある。

マウス無線マウス

文字通り電波を利用した無線で動作するもので、旧式の27/314MHzタイプなどのに対し、最近では2.4GHzと非常に高周波の電波を使用したものが主流。PC本体から約10m程度離れても使用可能である。無線LANと混信を起こすこともあるが、殆どの場合あまり気にすることはない。

USBハブ

USB機器を沢山使用する場合、PCに付属した接続口では足りないことがある。その際タコ足方式的に分岐して数を増やす接続具。気をつけなければいけないのは、モーター機器や電話充電用など比較的大電流を要する機器を接続する場合、給電(AC 100V)式を使う必要がある。

プリンタ・スキャナ

プリンタ(印刷やコピーに使用)やスキャナ(文書や画像をPCへの取り込むのに使用)は、それぞれ単機能のものもあるが、近年は多くのプリンタがスキャナー、コピーの機能を持ったものが多い。業務用ではファクシミリ機能まで付属したものがある。

タブレット

手書きの文字や図形をPCに取り込む際に使用する。手書き文字をPCに取り込みそれを平仮名交じりの漢字に変換するアプリケーションを付属したものもある。特殊なタイプでは遠赤外線でペン先の動きを読み取り、普通紙に書けるものもある。

外付けTVチューナー

殆どは USB 接続でPCに繋ぐ。地デジ・BS・CSの全波に対応したものが多い。アンテナは一般テレビと同じものが使える。

外付けワンセグチューナー

上記のチューナーとは異なりワンセグに特化した小型のもので、USB接続でアンテナは有線ではなく小さなものが付属している。地域的に受信不能な場所も多いので、使用場所を検討して購入する必要がある。


インターネット引込み信号回線の種類

 

従来の電話回線によるもの

 ADSL回線

 ISDN回線

光ケーブルによるもの

 光回線

 CATV回線

 ケーブルTV回線のものは、集合

 住宅の場合、時間帯によって回線

 速度が遅くなることもあり要注意。

 

 

PC初心者や不慣れな方が直接かかわることはないので、詳しい解説は割愛するが、自分の回線がどのタイプであるかは知っておくべきである。

また、契約時の書類は事あるごとに必要となるので、いつでも出せるように、且つ大切に保管しておこう。

 


回線接続用語

イーサネット(Ethernet)

LAN(Local Area Network)同一建物(敷地)内で構築した有線又は無線で接続するネットワークのことで、社内LAN、家庭内LANを略してこう呼ぶ。現在は殆どがイーサネット(Ethernet)という規格により、10BASE-T(てんべーすてぃー:速度10Mbps))、100BASE-T(ひゃくべーすてぃー速度100Mbps)の Fast Ethernet(ファスト イーサネット)が普及している。最近は速度が1Gbpsの「Gigabit Ethernet(ギガビット イーサネット)もあり、highdyの自宅も来月から1Gbpsになる。(Mbps はメガビピーエスと読み、bits per secondの略)
無線LAN

いま流行りのWi-Fi(ワイファイと読む)も含む広い意味での無線接続によるLANのこと。国際規格で無線LAN」(IEEE 802.11規格の無線LANと決まっており、「Wi-Fi」との差違はWi-Fi CERTIFIEDロゴを製品に表示するには、認証を受ける必要がある点が異なるだけ。
PLCアダプター

ルーターからLANケーブルでPLCアダプター(親機)に接続し、PLCアダプターを100V電源コンセントに差し込む。相手側はPLCアダプター(子機)を100V電源コンセントに接続し、LANケーブルでパソコンやテレビなどに接続する。但し、同一トランス内でないと使用できない。自宅ではhighdyも有線併用している。無線LAN設備のない家庭や無線LANが使えないPCに便利。
モデム

アナログ回線(ADSLやISDN)の場合は、いきなりデジタルに対応できないので、アナログの電流・電圧を高周波の振幅が一定な断続信号(粗密波)に切り替える。A/D(アナログ/デジタル)変換器。
ルーター

社内でも家庭でも、ある閉じたLAN内ではプライベートアドレスと呼ばれる宛先情報で管理しているが、他のLANに対しては世界で固有のグローバルアドレスと呼ばれる宛先情報で窓口を管理する必要がある。世界に共通の通信プロトコル(手順)が定められており、閉じられたLAN内の管制塔の役割をする。つまり、ルーターは外部に対する窓口で、グローバルアドレスは住居表示のようなもの。
LAN用スイッチングハブ

複数のLAN接続機器を本線から分岐するためのもの、言わば電源をタコ足配線するテーブルタップのようなもの。


その他汎用用語

ダウンロード

  別稿参照

インストール

  別稿参照

リカバリー

PCの初期化(工場出荷状態に戻すこと) 最近のPCはリカバリーディスクが付属せず、PC内にバックアップデータを持っことが殆どである。

従って、使い始め初期のPCが正常なうちに、バックアップディスクや起動用ディスクを作成しておかないと万が一の際、初期化ができなくなる。

プロバイダー

インターネット接続業者のこと。必ずしも回線業者と一致することはなく、プロバイダーが Biglobe、回線は NTT 東日本ということもある。組み合わせにより大きく、サービスや料金に差があるので十分に検討して決定する必要がある。

無料プロバイダー

以前数多くあった全国規模のものは殆どなくなったが、まだ少し残ってはいる。逆に最近は Wi-Fi に対応したローカルなものが凄まじい勢いで増えている。

無料メールアドレス

プロバイダーから提供されるいわゆるプロバイダーメールアドレスは、会社関連、官庁申請、税務申告、銀行取引など重要な信用を要するもの以外に絶対に使わないことである。(事故があった際、追加メールアドレスはプロバイダーよっては有料サービスのこともある。)

ネット上は情報漏洩に関して非常に危険な場所であり、可能な限り信頼のおける団体から提供される無料メールアドレスを使うべきである。昨今の個人情報流出事件が多発していることからも明かなように、個人上の流出に十分な注意を払う必要がある。

各種メッセンジャー(世界中に無数にある)

それぞれのいろんな特徴があり、自分で調べてみて欲しい。
OS(オーエス:Operating System

Microsoft Windows だけでも以下のように沢山あるが、世界には数多く の種類がある。比較的有名なものに Linux、Andoroid(スマホなどに使用されている)などがある。

いろいろなアプリケーションを動作させる基本となるソフトで、古くは Windows 1.0 に始まり、2.0、3.0、95、NT、98、2000、Me、XP、Vista、7、8まである。(NTは主として業務用に使われている。)

BIOS(バイオス)

全ての Windows PCには、このプログラムが入っている。この部分に問題が出ると、アプリケーションはおろか、windows 又はPC自体さえも起動しなくなり最悪の状態に陥ることがある。

Office(オフィス)

Word、Excel、Powerpointなど文章作成、表計算、図表、プレゼン用ソフトなどを意味し、一般的にWord、Excelをセットにして販売されることが多い。正しくは Microsoft Office のことで、Office2003、Office2007、office2010、最新はOffice2013 といろいろなバージョンがある。

OS(Operation System)

OSとはオペレーティングシステムの略。パソコンやスマートフォンなどのコンピューター機器を制御又は管理する基本ソフトのことをいう。
パソコンでは Windows や Mac OSなどが代表的なもので、OS上でアプリケーションソフト(一般に「アプリ」と略す)などの他のソフトウェアが動作する。

スマートフォンの場合では、Apple 社のiOS(iPadなどに使われている)やGoogle 社の Android、Windows Phone、Firefox OSなどを使用している機種がある。各 OS は、機能の追加やセキュリティ強化、デザインの変更などのために,どんどん新しいものに毎年のように更新されている。

CD(Compact Disk)

樹脂製の円盤に細かい凹凸を刻んでデータを記録する記憶媒体のこと。CD-R(読み取り専用)、CD-RW(読み書き両方に対応)

DVD(Digital Versatile Disk)

CDと似ているが、CDに比してより高密度なもので、映像データの記録に適した記憶媒体の一種。CD同様読み取り専用、読み書き両方に対応したものがある。(DVD-R、DVD-RW)

最近ではブルーレイに対応したディスクもある。 

その他初心者のためのPC用語講座にある以下のような記事も参考になる。

PC用語は”慣れ”であり適切な説明はできなくても、使っているうちに何なく漠然と分かるようになるので、一気に覚える必要はなく安心してよい。