ログイン・ログと起動と停止の関係
ログインの意味は?
そもそもパソコンでログイン、Webサイトでログインとよく耳にするがログインとは一体何ぞや?
直訳すると、Log(記録)に in する(入る)で、何となく判ったような判らないような気がするものの、いまいちピンと来ないという人の方が多い。説明には、たとえ話の方が理解が早いだろう。
いろんな会員カードや学生証明証、あるいは免許証を持っているのと似ている。つまり、ログインIDやパスワードはあなた自身を証明するもの(記録データ)であり、それによりWebサイトを訪問するためアクセス権であったり、学生が図書館から本を借りるのに自身を証明する記録データである。
スーパーの会員証を持っていれば、買い物でポイントがついたり割引などの特典が受けられるし、車の免許証を持っていれば運転資格者であることが証明される。即ち、一種の権利のようなものである。
ログイン
さて、PCの場合、ログインIDやパスワードを設定しなくても前講のように起動はできる。
しかし、その状態では所有者でない不特定多数の人が使える問題があり、所有者が不在の場合にも自由に重要なデータや個人情報が盗まれる可能性がある。ましてPCが盗難に遭えば、様々な不利益を被る結果も予想される。
よって、たとえ占有所有者であっても、起動時にログインパスワードを入力するように設定しておいた方がベターである。
ログオフ
上記のような不測の事態を招かないため、パスワードを設定しておけば、所有者または使用者がログオフさえすれば、PCの電源を切って停止しなくても、ログインIDとパスワードを取得している者しか使えないので安全である。
では、何処かのWebサイトを訪問して、ログオフしないまま放置したらどうなるか? 即ち単にPCの電源を落としただけの状態をいう。
当然不特定の人がログイン者になりすまして、そのサイトの恩恵、特典を利用することが可能になる。PCが盗まれた場合も全く同様である。
早い話ログオフしないということは、銀行の預金通帳を周りに見せびらかせているのと同じと思えばいいわけである。
以前にそのような問題が多発したことから、最近では各サイトとも一定時間操作がなかった場合、自動的に強制ログオフさせる仕組みに改善されてきている。残念ながらネット上のすべてのサイトがそうではなく、そのように対応していないところも多い。
highdy の大学も重要な部分では、たとえ使っていても1時間で強制ログオフされてしまう。ただ、残り時間が分かる仕組みになっているので、時間内に作業が終わらない見込みの場合は、一旦ログオフして再ログインをすることができる。
以上のように、PC電源の入り切り(起動・停止)とは、まったく別の次元の話で、その区別をしっかり理解し、特に他人のPCを利用した際にはログインIDとパスワードの適切な管理をすることが大切である。