パソコンの購入前に…
初心者の方は周りの何人もの詳しい人に自分の使用目的を告げ、どんな機種がいいか、何に注意しなければいけないかを尋ねて予備知識を持つことである。車の場合、免許を取って乗り始めて3日目、3か月目、3年目が鬼門とも言える。初めはおっかなビックリ慌てて操作を誤る、少し慣れてはきたもののちょっとした不注意から、そして3年位経つと自分の運転技術を過信した僅かな油断から事故・違反を起こす。3年以内に無事故・無違反の人は非常に少ない。
パソコンも車と同じことが言えない訳ではないが、初心者は技術が未熟なゆえにできれば新品をお薦めする。それはメーカーのサポートが受けやすいというだけの理由である。
しかし、車と同じように技術が未熟なうちは壊してもいいように先ずは中古から始め、いろいろなトラブルに対応し、いろいろ修復したり、構造を学んだり、技術の習得に努めて腕を上げたところで新車を購入といったステップも大切なことである。
中古品でも大きな家電量販店でない限り、親切な技術者のしっかりしたお店なら少々のことは無償で対応してもらえ、新品を買うときも手頃なものを選択してもらえる。
highdy は、どちらかと言うと後者の方だ。それは知識の未熟者が高価なものを持っても宝の持ち腐れになることは目に見えているからだ。
ある程度、パソコンに慣れて基礎知識が身についた人は、自分で欲しい仕様をまとめることができ、カタログをみて判断できる。が、知識のない人はそれができない。多くの人が使用目的が曖昧のまま、ただ楽しそうだから買ってみよう、文字が下手だからワープロを使おう、ゲームも面白そうだなどと言った軽い気持ちで入手する。ふらり家電店に行って、言葉巧みな店員の口車に載せられてしまうのがオチである。お客から詳しい要求仕様が出ない限り、敵は一台でも多く高級機を売りつけるのが商売である。オマケに場合によっては、安くもないプロバイダ―を押しつけられたり、「無線がいいですよ」と余分な付属機器まで売りつけられ、さらに、それらの設定サービスは有料でとエスカレートするケースもある。お金に十分余裕のある方ならそれも否定しない。
インターネットの利用や音楽を聞いたり、画像を見る、住所録を使うレベルなら、いま流行りのスマートフォンの方がよりコンパクトで維持費もかからず便利である。パソコンを買うと、プリンタなどの周辺機器をはじめ消耗品や接続料などもろもろの出費が増えてくる。プリンタのインクなどはその冴えたるもので、彼らは純正インクの販売で成り立っている。本体などはタダでもいい位だ。だから高性能なものをとても安く販売している。最近、純正相当品(互換)のインク出回っているが、余程選ばないとプリンタの寿命を短くするので、結果高い買い物になるから注意が必要である。もちろん使い方も大きく影響する。
仕事や趣味で品質の高い文章作成、数値管理、プレゼン資料の作成、画像の作成・加工、動画の編集、音楽の編集、CDやDVDの焼き付け、コピー、その他子どもの学習となると、パソコンが大変な威力を発揮する。先ずは買う前にじっくりと、その使用目的を見極めて機種選択するなり、販売者にその意思を伝えることが大切である。