和歌山旅行(2日目)

 各写真はクリック(2回で拡大)
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 2日目の予定は、熊野古道の一部である長い石畳が美しい「大門坂」の石段を歩いて那智大社(夫須美神<ふすみのかみ>が御主神、熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山の一つ)へ、そして傍の青岸渡寺那智の滝、本州最南端の串本町の潮岬灯台、櫛の杭岩、紀三井寺、不老橋と廻って駅の傍のホテルであった。      (下の写真は大門坂~那智大社まで約40分)


  熊野三大社の中では最も美しいかも?
  熊野三大社の中では最も美しいかも?

  前日ゆっくり休んだので朝早くから行動開始! 8時過ぎにはチェックアウト、船に乗り観光桟橋へ、レンタカーを借り、戻って荷物を積み込み、8時45分から予定の行動へ…と、思ったのも束の間、ハプニングが起こった。

カーナビの調子が悪く。思うように動作しない。レンタカーショップに戻って担当者もチェックをするが動作不能。

急遽車種変更することになり、少しクラスを下げた普通車に。ところが既にネットで支払済み料金の精算に関して、2人の社員がそれぞれ別々の管理職と電話で交渉しているようだったがモタモタしている。

雨も降り始め、highdy も時間が勿体ないのでイラついてくる。「料金の件は乗り捨ての営業所で判るようにしておいてくれたらいいので、早く車を用意しなさいっ! 料金でもめたら私がこの会社の上層幹部と話をつけてあげるから・・・」と急かした。

やっと、代車を借りられて30遅れの行動開始。こんな時に幹部のレベルや社員の能力が判る。つまり、結論優先(顧客優先)、責任や料金の話は後回しでいいのである。仕事とはそういうものだ。人はすぐに責任を追及したがるものだが、責任より原因、原因より対策(結論)を急ぐべきである。

豊洲市場の問題も同じで、結論を急がないと困るのは市場関係者や都民でああり、都知事をはじめとする歴代の担当者・退職者の責任を追及するのは後でもよい。オリンピックも同じ、世界に迷惑をかけないこと、都民だけに負担をかけないこと。おっと、観光の話から逸れてしまったが話を戻そう。

青岸渡寺を背に那智の滝を望む    
青岸渡寺を背に那智の滝を望む    

 台風の影響もあってか雨が降ったり止んだり、一応雨具も万全に用意してある。でも殆どの歩く際は小降りで助かった。車で走行中や食事中はワイパーを高速にしても前が見えづらいほどの大雨が降った。

熊野三大社の中でも那智大社は特に美しい。元々「那智の滝」は那智山に48ある滝(那智四十八滝)の総称なのだが、そのうちの「一の滝」とされる大滝が有名になっている。雨のため足元も悪く、滝つぼの傍までは行かないことにした。

   青岸渡寺
   青岸渡寺
再び暗い坂道を下る
再び暗い坂道を下る
  那智の大滝
  那智の大滝
 雨に煙る橋杭岩
 雨に煙る橋杭岩
 三重塔内天井絵
 三重塔内天井絵
マグロ丼が美味しい
マグロ丼が美味しい
 セクシーな曼荼羅
 セクシーな曼荼羅

 旅行中に雨で少し困ったのは、橋杭岩と潮岬灯台だけである。それでも、すべて予定通り充分に観光できた。

途中から予定外のカーナビにもない高速道路も利用したが、出発時のカーナビに起因する出遅れ、高速道路のサービスエリアの買い物(女性はお土産あさりが好き?)、大雨の影響もあって日暮れが早く、紀三井寺、不老橋は翌日に繰り越すことにした。

 灯台付属の資料館
 灯台付属の資料館
 海も多少荒れ気味
 海も多少荒れ気味
 石でできた床面
 石でできた床面
  石の廻り階段
  石の廻り階段

      灯台周辺の岩・岩・岩
      灯台周辺の岩・岩・岩

 晴れるときれいな眺めも、モノクロ写真のようで雨で台無しである。

 ホテルでは夕食がなく、食事処の案内書を手に街中に出かけた。駅の傍の繁華街なので食べる所にはこと欠かない。手頃な居酒屋を見つけて、地域の特色ある美味しいものでお腹をいっぱいに満たした。男性も酒はそれほど飲まないし女性は二人とも殆ど飲まないので、夕食費用も1万数千円(4人分)でお釣りがくるほどの安上がりである。

 食事が終わってもまだ20時前、時間を持て余したので、昼間あちこちの石段の昇降で汗だくになった下着や上着をホテル内のコインランドリーで洗って時間を潰した。