ら行のことば
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り
リーズナブル
「用法」に注意する言葉。納得できる、妥当であるという意味だが、宣伝
文句の「納得価格」が何度も聞かされているうちに、いつの間にか「格
安価格」に解釈されるようになったようで、一般的には誤って「価格が
安い」という意味に使われていることが多い。意味を理解して使おう。
例文:少し高い気もするが、思ったより高性能でリーズナブルである。
… これは意味をしっかり理解した表現で○。
リーズナブルの割には高性能である。…×
従い、「リーズナブルな・・・」という形で使うと、誤解を招く恐れが
ある。
リストラ
本来の structuring(=構造、機構、構築、組立て)に対して、
restructuring(=再構築、再組立て)、すなわち「構造改革」という
意味で、事業拡大、事業縮小、組織変更の場合に使う。
事業拡大のケースもあるのに、多くの場合「解雇された」という意味の
みで使われていることが多い。
例文:リストラにより人員整理された……の表現は、正しく解釈されて
いる。
離着陸(りちゃくりく)
「離発着(りはっちゃく)」は誤り。「離」も「発」出発を意味し、NHK
では「離着陸」を使うことになっている。
英語表現では、takeoff [taking off] and landing と、明確である。
以前は使われていなかったが、新しい広辞苑では第6版から「離発着」
も付け加えられ、慣用極語として許容されているようである。
了解(りょうかい)しました
「用法」に注意する言葉。意味そのものは問題もないし、使用者の意思は
伝わる。
但し、自分と親しい間柄、同僚、目下に対して使う言葉。お客様や上司
に対しては敬語として「承知しました」が正しい。
「ご苦労様です」(同僚、目下向け)と「お疲れ様です」(敬意を払う必
要のある人向け)と同様である。
ろ
労(ろう)を労(いたわ)る、労(ろう)を労(ねぎら)う
「用法」に注意する言葉。ニュアンスが微妙に異なる言い回し。
前者は、苦労というより激務を終えたことに対する肉体的な疲労を気に
かける表現であるが、一般的には、「労をねぎらう」が多く使われ、努
力を評価し、感謝する言葉として使われる。
優しい思いやりは前者の方が強いが、あまり使われることはない。
いずれも、「労る、労う」が重複表現と指摘されることが多く、「労を
ねぎらう」が慣用語化している