第24講-8 Excel 四則演算(加減乗除)
前講でいきなり小計・合計について解説したが、計算の基本はやはり四則演算にあることは言うまでもない。
前項の subtotal や ΣオートSUM は関数だが、構文の書き方を誤ると大変なことになる。それと同様にたかが +-÷× の簡単そうに思える計算式でも、馬鹿にしてはいけない。
小・中学校で学んだ数学の基礎がしっかりしていないと、 Excel は使えない。例えば、数式において( )内は他の計算に優先する、乗除計算は加減計算よりも優先するなどである。意外に見落としやすい。
加えて。四則演算の計算式入力で最も間違いやすいのは、セル番号の書き違え である。セルの行や列の読み間違いが多いので、入力の際にはマウスでセルを選択(クリック)していく方法が好ましい。
大切なことは、確認あるのみ!
前講で説明したが Excel は、入力の [Enter] キーを押す際に各セル番号をわざわざ見やすいようにカラー表示して確認を求めてくる。
四則演算の場合も、多数並んだセル番号や対応( )記号が判りやすいようにカラー表示してくれる。もし、見落としや不適切な文字・記号がある場合でも警告表示してくれるほど親切である。要は、確認あるのみ!
これまで同様、テキストをダウンロードした後、コピーを残してテキストの中の余白セルに自分で計算式を入力してみよう。
計算結果が間違っていたら、もう一度じっくり計算手順、式の書き方に間違いがないか確認してみよう。