画像処理編

フルカラー表示とは

フルカラー表示とは…

 説明のために、もっと基本的な解説を少しつけ加えることにしよう。

コンピュータはデジタルの世界、即ち断続の世界、もっと言い換えれば電気信号が有る(1)か無い(0)かの世界で、アナログのように曖昧な中間は一切なくはっきりしている。従いご存じのように2進数の世界である。白黒はっきりしているから、間違わずにデータ処理ができるとも言える。

デジタルの世界で色の表現法には約10種類あるが、highdy がパソコンを始めた頃は、8ビット(bit)の256色表現できるディスプレイは正に画期的であり自慢ものであった。

  1bit 2^1=2 2通り(2^1は2の1乗のこと)  0 1 1桁で表示できる。

  2bit 2^2=4 4通り       00 01 11 10 2桁で表示できる。

  3bit 2^3=8 8通り   000 001 010 011 100 101 110 111       3

 :

  8bit  2^8=25612bit                             8桁 

 :                 

24bit  2^24=16,777,216                                  24桁で表示できる。

まだ、上があり128ビットというのもあるようだが、何に使われているか highdy の知識にはない。

16ビットカラーというのもあり、 の2原色に各5ビット(すなわち32階調)、ヒトの目が最も敏感なに6ビット(すなわち64階調を当てる。すると、2^5×2^5×2^6=32×32×64=65,536とかなり豊かな表現が可能になる。


ビット (bit) とは、デジタルコンピュータが扱うデータの最小単位のことで、英語の binary digit (2進数字)の略。即ち2進数の桁数のことをいう。(2進数なので2の[^]べき乗が使われる。)

 

 紛らわしいものにファイルやディスクの容量を示す Byte と(バイト)いう単位があるが、詳しくはこちらを参照されたい。→ 1bit と 1Byte の違い

24ビットカラー(16,777,216色)= フルカラー

24ビットカラーはトゥルーカラー (truecolor, true colors)とも呼ばれ、1原色あたり8ビット(256階調)を割り当てる。

日本語の仕様書では1677万色、英語では16 million colorsと書かれることが多い。現代のパソコン業界では、24ビットカラーのみを一般にフルカラーと呼んでいる。

しかも、それが普通のパソコンの液晶ディスプレイなどに使われているから時代の進歩は恐ろしい。

先に述べたように、色の三属性は 0~255の256段階で示される。

従い 24ビットなどと難しいことを考えないで、3種類あるので highdy 流の説明として 色相256×彩度256×明度256=16,777,216 が判りやすいかも知れない。それらの色を色の3原色(RGB)で明確に示す方法として、2の3乗である8進数で示したものが先に述べたカラーチャートである。