草木染め 工房「茜」(あかね)
誠に申し訳ございませんが、工房 茜(あかね)では、
現在一般の方のご注文は、お受けいたしておりません。
2019年 初作業はスズメのエンドウで綿やシルクを…
染色の趣味は仕事ではないので、冬季の活動はしていません。
今年初めての作業は、スズメのエンドウによる染色です。いつも、作業内容をメモとして残しますが、時折忘れて後で思い出すのが大変です。
右の写真はいずれも同じ染色液を使用したマフラーですが、布地が木綿であったり、絹であったり、浸漬時間を変えたり、媒染液を変えることにより、いろいろな色を出すことができます。以下に今回の染色作業メモを残します。ご興味のある方はチャレンジしてみたらいかがでしょう?
ちなみに highdy は、マフラー、ストール、
ショール、スカーフの区別がサッパリできません!
素材は木綿
薄茶色部分が鉄媒染をしたもの。
素材は絹
1/4だけを鉄媒染.
2018年 活動はしていますが・・・
染色の趣味も活動はしていますが、近頃は以前ほど活発な動きはありません。先月(11月)に早々と忘年会をやり、年が明けるまで暫くお休みです。
最近、昨年と似たようなデザインになってしまいましたが、有松絞りの生地を使った服を仕立ててもらいました。(下の写真)昨年とは素材の使い方を変えたバージョンです。
80歳を過ぎていますがとてもお元気な方で、縫製費はわずか 5,000円で
ボタンや糸代などすべて含めても8,000円で完成しました。製品として普通に売っている物だったら、何万円もするものでしょうね。最も単純なワイシャツだって数万円で売られているくらいですから・・・。
2017年にアップ(2回目)に漏れがありました!
すべてアップしたつもりが、漏れがありましたので追加します!
この春から有松絞りを1反(約12m半)を3人のリレー作業で解いていますが、プロではないし、時間のある時に少しずつ進めるので時間がかかっています。ある人は4mに3か月も要したそうです。
大変な思いをしてプロが絞ったもの買ってきて、自分たちで藍染めをし、解いたら、各自好きなデザインで洋服に仕立ててもらいます。
左下は現在作業中の布地、中央は今年すでに仕立てた夏用の洋服です。歌舞伎や文楽など、少しおしゃれな姿が必要なときに、染め仲間全員で着て出かけています。(写真は2回クリックすると、さらに大きくなります。)
2017年2回目のアップです!!
昨年から実験や研究の回数が減っているとともに、他の趣味に忙しく作品があまり増えていません。過去の作品も購入希望者が多く、記念的な在庫保管数も減りつつあります。作業の注文もありますが、原則として受け付けていません。
以下の画像のうち最初のものは、綿の刺繍ハンカチを玉ねぎの皮で染めたもので正に金色です。刺繍糸のみレーヨンです。絹の場合はもっと艶があってきれいに染まります。布地と刺繍糸の材質から、ハンカチとしての実用性は乏しいため、装飾用ネッカチーフとして使われることが多いようです。
化学繊維や中国製品とはひと味違った、趣きと高級感をかもし出します。
2017年初めてのアップです!!
この最近は、グループがベテラン揃い(中には20年以上の方もおられる
ということもあり、先生から「皆さんに教えることは殆どありません!
ご自分で何でもできるでしょっ!」と言われてしまう状態です。
作品を誰かに見せると欲しがられて手元に残らないものも多く、ここにアップされることなく消えていくものが沢山あります。
売る場合は、どれも布代のみでそれ以外何も一切受け取っていませんので、
売るだけ赤字になり利益は全く出ません。
でも、趣味ってそんなものですよね! 自分が勉強できただけ、楽しんだだけで満足です。
今年初めて久し振りに少しだけ、アップしてみます。
2016年も頑張っています!!
この道10年以上ですが、何の道を究めるにも奥は深く、限りのないものです。いろんな染料、布素材、媒染剤、処理法と無限に近い組み合わせがあり、いつまで経っても新しい技や製品が生まれ、驚きと喜びの連続で感動の日々が続きます。
草木染めの好きな方からの注文で、古い衣類が息を吹き返したり、意外な趣の変わったものが生まれたり、依頼者も作者も感動できる面白い芸術の一つだと思います。
以下にご紹介するものは、これまでの作品のごく一部ですが、ご参考になれば幸いです。今後も少しずつアップしていきます。
染め工房「茜」には、数え切れない程のオリジナル作品がありますが、なかなか販売する気になれません。
でも、交渉次第では、お安くあなたのものになる可能性はあるかも?
下にいくつかの作品を、スライド
ショーにして見易くまとめていま
すのでご覧ください。
① 全画面に拡大し、
② 再生ボタンを押し
③ 途中で一時停止してご覧下さい。
染め工房「茜」では、お客様からの特別な要望がない限り、基本的に化学染料は一切使いません。従い、全く同じ条件で同じ染料や素材を染めた場合であっても、同品質のものに仕上がることはありません。
各画像は1枚ずつじっくりご覧下さい。素材には絹が多く、実物は光沢も含めて全般的に写真より美しく仕上がっています。
夏に自分で染めて作った洋服に自分で染めた日傘をさして歩くのも楽しいものでしょう。本人にしか味わえない楽しみでもあります。
が、実はさして歩くことは殆どなく傘が日焼けしないようにと厳重に暗冷所に管理してあります。日焼けすると悔しいそうで、別に購入したものを使っています。
そして、こちらは織り方が特殊なもので、口では簡単に説明できない構造であり、2重になった中にさらに糸が泳いでいる3重構造(?)みたいな特殊なもので、現物を見られると理解できると思います。
下に示すように、日常の衣類を染めたものもいろいろあります。 背景が同じであるにも関わらず、同じ色になっていない不自然さがありますが、実は染色した衣類の現物の色合いを重視し、色補正をしたためで材質や織り方、染色法により同じ光源でも全く異なって見えてしまうためです。
そのため、草木染を購入する際は現物を確認し、且つ太陽光の下で色を確認して買わないと、とんでもないことになリます。
特に絹と木綿、化繊の違いにより大きく変化があることに気付かれるに違いありません。
2015年度の作品から
▲ 初めの写真2枚は、暖簾(のれん)又はテーブルセンターとして使え、
次の写真は、やや大きめのランチョンマットが三枚 いずれも型染め
残りの写真3枚は、マフラー系でファッショナブルに着こなすのもよし。
最近は媒染料は草木染めと同じでも、草木染めのみならず化学染料も使用して(電子)レンジ染めなるものもやっているようです。
時々 highdy もTシャツや帽子などいろいろお願いすることがあります。
ドライブ用の真っ白い手袋も、ちょっと染めるとご覧のように素敵になりました。
(以下の写真は、2015年6月1日撮影)