ファイル(フォルダ)が行方不明に!
よくあること…
コルタナで瞬時に見つかる! ご安心を……
PC初心者やに不慣れな方に多いことだが、ベテランでもうっかり失念することがある。大抵の場合、作業による疲れや完成した安堵感により、フォルダ名・ファイル名やその拡張子の選択に神経が集中してしまい、一番肝心な保存先の意識が薄れることが多い。
フォルダやファイルの保存の際には、そのディレクトリ(階層)・フォルダ名を先に確認してから名前や拡張子を考えるのが鉄則である。
Windows10には、「コルタナ」という従来の検索窓に代わる新しい検索機能がついている。Web の場合は設定により音声でも反応してくれる。
ここでは、そのコルタナを利用して行方不明のファイルを探してみよう。殆どの方が探すキーワードの断片の何か少し持っている筈だ。特に、いま保存したばかりなら、なおのこと、ファイル名の断片も覚えてない人はいない.もし、そうなら即刻医者に行き認知症検査を受けるべきである。今後の生活に支障が出る。
1.コルタナを起動する。
先ず、右図のようにスタートボタンの隣にあるコルタナのアイコンをクリックして起動、検索キーワード(断片でもよい)を入力する。
コルタナアイコンの表示がない場合は、タスクバーの何もないところで右クリック → Cortana(T) → 「Cortana アイコンを表示(W)」を選択し表示しておこう。
2.キーワードの入力
キーワードの入力(正確でなくても断片でもよい)。キーワードの入力途中でも、その候補が現れる。キーワードが拡張子まで正確であればあるほど、第1候補がその存在場所である。
不正確な場合は、第2候補グループや第3グループにも表示される。但し、天眼鏡マークの付いた検索候補(第3グループ)は、PC内ではなく、Web上の候補を示す。Web上検索では自分が設定した常用の検索エンジンに拘わらず Microsoft 社が提供する検索エンジンである Bing(ビング)がデフォルトで設定されている。
以下の例では、「太陽系の科学」という Word のドキュメントファイルを検索した実施例を示している。
3.ファイルの保存場所を開く
第1候補でも、第2グループでも「これだっ!」と思ったら、その名前の上で右クリックすると、「ファイルの場所を開く」があるのでそこへ移動してみる。その際に保存拡張子や保存した日付を覚えていればより確実に目的のものに辿りつける。
画像はクリックで拡大、2度クリックでさらに拡大。
[ケース1]
通常は第1候補が最も近い候補であるが、この例ではキーワードを正確に入力(入力途中)していないので、オンラインストレージ(One Drive)に候補のフォルダがあることを示している。(下図)
このようにPC内でない場合でも、連携されたドライブやデバイスであれば候補が見つかる。
[ケース2]
第2候補グループを見ると、探しているファイルらしきものが見当たる。確認のために、ファイルの場所を開いてみる。
すると、目的としてしていたファイルが見つかる。
なお、コルタナには各図にみられるように、上部にさまざまなオプションが用意されているので、ほんの僅かな断片キーワードであっても、フィルター機能を使いこなしてォルダ名などを特定する機能がついているので活用してみるとよい。
うっかり保存場所やファイル名を忘れた場合でも、少しでも手掛かりがあればコルタナ検索は強力な助っ人と言える。