奈良・京都旅行(3)

4日目は自由行動の日

 

 長年義弟夫婦と日本各地を旅行しているが、今回初めての企画で自由行動の日を設けた。朝食までは行動を共にし、宿を出てからはそれぞれのグループで別行動である。highdy のグループは、宇治平等院、伏見稲荷、東寺、三十三間堂を計画していたが、結果的に東寺と三十三間堂はパスした。

 

先ず世界遺産の宇治平等院

 

 奈良から京都に向かう途中のJR奈良線宇治駅で下車、駅からは優雅(?)に人力車で車夫の観光案内を聞きながら、宇治平等院まで案内してもらった。

観光客を入れずに全景を移すのは至難ワザ !
観光客を入れずに全景を移すのは至難ワザ !

 世界遺産宇治平等院は現在改修工事中であるが、52体ある雲中供養菩薩も約半数くらいして展示されており、所蔵物はもちろん修復の過程のビデオも観て十分に満足した。

ただ、写真を撮るタイミングが非常に難しく、どうしても誰かが画面に写り込んでしまうほど人が多い。

残念なことは、ご本尊だけは写真展示でやはり迫力がないことと、前の池の水が少なかったことである。寺院近辺を観光する若い和服の女性たちは、ほぼ 90% 近くが中国からの訪問者である。耳を立てると稀に、台湾や韓国の方もおられるようだ。

人力車(えびす屋)の営業所
人力車(えびす屋)の営業所
鵜の訓練場 ?
鵜の訓練場 ?
旧宇治橋のたもとで
旧宇治橋のたもとで
宇治川の中州にかかる朝霧橋
宇治川の中州にかかる朝霧橋
水が少な過ぎる!
水が少な過ぎる!
宇治神社の参道
宇治神社の参道

宇治神社本殿(これが世界最古の ??)  
宇治神社本殿(これが世界最古の ??)  

 平等院のミュージアム鳳翔館では時に貴重な宝物の数々を堪能、学芸員から教えていただいた院内の南門から抜け道すると、宇治川の中州を通り朝霧橋を渡り、重要文化財宇治神社の参道に出る。この神社のさらに山側の奥には宇治上(うじがみ)神社がある。

宇治神社と宇治上神社は、世界遺産の一部で世界最古の神社建築と言われるが、ちょっと見には素人には分かりづらい。

 宇治川に沿って暫く散策しながら、先ほど車夫に写真を撮っていただいた所に戻り、老舗の茶屋でお土産と茶菓子を買い休息していたらお茶が出てきた。そうか、やっぱり本場の宇治茶だ ! 旨い(甘い) !

highdy は母親の好みで小さい時から宇治茶で育ってきたので、懐かしい母の味がする。

 

再び途中下車

 

 京都駅近くになりまたまた稲荷駅途中下車で伏見稲荷大社(神社)に参拝する。

小さなJRの駅には、コインロッカーが少ししかなく、駅員さんの紹介で近くの店に預けることに。平等院の場合は、紫陽花highdy の二つのスーツケースで400円で済んだのに、今度は1個が400円と他人の足元を見て感じのよくない商売をしている。ま、それでも歩くにはラクな方がいいから仕方がない。

 この観光地も修学旅行の学生が多い。京都に近いためか、それよりさらに多いのがあらゆる国の外国人である。イタリア語とスペイン語、ロシア語とポーランド語、中国語でも台湾、広東、北京など、聞き分けにくい言語も多いが、中東諸国、東南アジア諸国になると判らない言葉の方が多い。

10か国程度は大体聞き分けられるが、マナーの悪さがピカいち(??)なのは何処に行っても圧倒的に中国の人のようだ。たまにお隣の人も…。

もっとも、神社の鳥居参道、手水舎(ちょうずしゃ・てみずしゃ)、賽銭箱の前などでは、それぞれマナーがある。最低限の参拝のマナーも知らない日本人も多いのだから、日本に慣れない他国の方が観光地に来ればなお一層であろう。

楼 門
楼 門
参道の脇道は休息所もある
参道の脇道は休息所もある
外拝殿
外拝殿
人が途切れず写真は無理 !
人が途切れず写真は無理 !
千本鳥居
千本鳥居
日本人より外国人が多い
日本人より外国人が多い

 伏見稲荷では、写真を撮ろうにも人が多くて撮りずらい。本殿も撮影しないまま。千本鳥居の途中から脇の参道を経て ~ 出店通り ~ 商店街 ~ 駅に行く間、日本人より外国人の方が多い。年末のアメ横通りのようなものだ。もちろん、駅構内も同様に賑わって(?)いる。

人混みに疲れたので、以降の計画を中止して自宅へ。本来なら夜遅く帰るつもりであったが18時現着 !! 歩くのもよく歩き、連日1万歩前後、多い日は18,000歩/日。

ハプニングもいろいろあったが、今回も大変楽しい旅行になった。


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