奈良・京都旅行(2)

 治療後帰りのタクシーを待つ
 治療後帰りのタクシーを待つ

初めての救急車

 

 夕食の料理も美味しかったが、4、5日前から便通は連日あるものの快便ではなく、ビールも大ジョキーに一杯だけで飲めない。下腹が張っている。

夕方から何度となくトイレで小1時間も頑張ってみるが、便が出ない。とうとう夜22時から小便すらも出なくなり、苦しくて眠れない。ネットで緊急病院を探してみるが見当たらない。

やむなく午前3時頃警備員に救急車を要請、すぐに来てくれたが受け入れ先病院が見つからず20分近くの宿の前に止まったまま。5軒目だったか約15分位の所におかたに病院が見つかって急行。これまで他人のために救急車への同乗は何度かあるが、自分が搬送されたのは初めてである。

 担当医師に状況を詳しく説明、先ずは導(排)尿から、これである程度ラクになった。あんなでかい長いパイプが尿路に入るのも初めて体験した。

続いて浣腸、薬液を無理やり押し込まれてちょっと痛かった。そのまま、お尻を抑えながらトイレに案内されたがダメ ! 看護師が意を決して(?)手作業の準備をしてやってこられ、手痛い援助(?)で、やっと開通いや快通 !

同行してくれた義弟紫陽花と3人で宿に戻ったのは2時間後である。

 

3日目 予定通りに消化

 

 前日たまたま予定の前倒しがしてあったので、ゆっくり朝寝をし、食事をしても計画通りの観光ができた。また、旅行の全期間中凄くお天気が良く、たった1日だけ朝から雨が降ったりやんだりだった。それでも外を歩くことは少なく、唐招提寺薬師寺興福寺と無事予定通り消化できた。

 唐招提寺の各建物はどれも素晴らしいものばかりだが、庭園の苔や黒竹の林も見応えがある。ここでも修学旅行の生徒が多いもののマナーは比較的に良いし、教師の他の観光客への心配りができている。他の観光地では埃を立てぬように歩き方を注意していたが、ここでは雨が降っていたので傘の使用法に

注意をしていた。引率教師も大変だ~ !

 境内のパノラマは、http://pnr.ma/eBiYxA

続いて、薬師寺、ここも下の案内図にあるように見どころが多い。(じき)の前の水蓮鉢の蓮の花にも癒されるが、内部の巨大な多数の壁画には圧倒されされてしまう。拝観料も決して安くないが、それに見合うだけの価値は、十二分にある。


薬師寺の敷地も広いが、すぐ近くの大駐車場にも修学旅行の観光バスが10 数台止まり、学生がぞろぞろ。

人気のある観光施設が現地ではすぐに分かる。

解体修理中の東塔
解体修理中の東塔
食堂とその前の水蓮鉢群
食堂とその前の水蓮鉢群
食堂内部の永大供養の千体仏
食堂内部の永大供養の千体仏
大講堂
大講堂

色使いが華やかな目を引く西塔の初層内陣には、釈迦八相のうち後半にあたる四相が特別公開されていた。


 中でも平山郁夫に師事していた田渕俊夫画伯の本尊の「阿弥陀浄土図」は目を見張るものがある。ここは、学生もいなかったのでゆっくり観賞できた。

 

 拝観券は東金堂と五重塔の傍で
 拝観券は東金堂と五重塔の傍で

広大な敷地がごった返している

 

 3日目最後の法相宗の大本山として知られ興福寺は修学旅行の学生と外国人でごった返していた。興福寺は、今回の旅行の中で最も国宝となる建物や宝物が多い。多数の観光バスがぎっしり並び人混みをかき分けて進む有様で、国内外に非常に人気が高いお寺である。

 五重塔(右の写真)のように外から観るものはいいとしても、宝物のようにじっくり見たいものでも修学旅行客らの流れに沿って強引に押し出されてしまう。

連休を避けての計画であったが、修学旅行も計算に入れないといけないことが判明した。いつものことながら、旅行計画もラクではない。

あまりに広くて…
あまりに広くて…
時々現在地の確認が必要
時々現在地の確認が必要
中金堂
中金堂

 4人揃っての旅行はこれで終わりで、最終日(4日目)は自由行動の日である。highdy の列車計画も出発から4日目までとなっているが、帰りの指定席までは計画していない。

ところで、またまた長くなってしまったので次回に続きを…。