ものはついでに・・・

 先日、何10年も昔の古い足踏みミシンを修理して椅子カバーを(ミニブログ3月15日)作った。古いミシンは本体の収納が面倒である。

一般家庭では日常的に縫製作業を使うことはないので、ミシンは邪魔にならないように片づけている。余程のことがない限り、男の独居老人には縁のないこと。でも、一度出したら、ものはついでということもある。

 今日は座布団カバーを作ってみた。家電店のサービスでもらった手頃なひざ掛けの流用で、四隅を二つに折り直角二等辺三角形の一片を縫うだけ。寸法どりの目印を白糸で付け、縫製の両端はしっかり折り返しもする。縫った後で余分な部分をハサミで切り捨てるだけだから簡単!

所要時間約10分。つまり、座布団の裏は、約30cm四方のむき出しのまま。

どれも手抜きの作業だから、手早く簡単に終わったが、アイロン台だけは、一番時間を要し、40分余りもかかってしまった。

 ミシンもズボラを決め込んで出しっぱなしにするとほこりを被ってしまう。自宅からテーブルクロスのお下がりを、highdy作業用シートとして紫陽花からもらってきたものがある。まだ、使えそうなので裏返しに使って、ミシンカバーを作ってみた。所要時間15分(左上)

布を二つに折って両端を縫製し袋を作る。裾になる布の端は切りっぱなしではほつれるので、一応内側に折ってミシン掛けをしておいた。次は折り紙の要領で三角の袋状に潰し、またしても二等辺三角形の

2辺を約30度くらいの角度に、ミシンで叩くだけ。

余分な布はハサミでチョッキン!

テーブルクロスの1/4を使ったが、残りは3/4、さらに1/4の使い道を考えたら、アイロン台が傷んでいるので張り替えることにした。(左下)

アイロン台は4つ足で、一つの足に4本のネジが使われている。船型の曲線部は、布を細かく切り裂かないと布がカーブに沿わないから面倒である。


 ひざ掛けも、テーブルクロスも、アイロン台も、highdy と同じように余生を有効に活用されて幸せだろう。いまの使い捨ての世の中も、利用法によっては別の経済効果が出てくるものである。