雨上がりの庭に出てみる

 廊下を歩いていると、網戸越しに何か動くものが視線に入った。目を凝らしてよく見ると、ツガイで来た鳥がボケの花を食べている。イカルに似ているが色からしてムクドリらしい。

網戸越しの撮影では拡大してもよく判らない。戸を開けたら、泣かずに飛び立ったので、毎日来ているヒヨドリでないことは確かである。餌のないこの時期、棘のある木でも花でお腹を満たすのだろう。真っ黒い野良猫が5m近くで狙いを定めていたようだがお気の毒様! すみませんねぇ・・・。

近くで何度も、「ホーーホケキョッ」と聞こえる。春も近いようだ。

 どうやら、今日は雨も上がって曇りになりそうだ。土砂降りの雨で先日草取りをした雑草の山から枯葉が流れて通路が汚い。

独居老人には食べきれないネギや小松菜が雨のせいで元気である。小松菜は毎年わざと4、5本取り残しておくと、翌年また雑草のように育ってくれる。今年はミツバが負けたようで収穫が減ったが、それでも食べきれない。

 先日、ソーラー発電(自宅の半分の容量)のバッテリーが少し弱ったようなので調べてみると、ゼラニウムが覆いかぶさりパネルを半分隠していた。日本水仙も日光を求めてゼラニウムに負けまいと、1m以上も葉を延ばしていた。当然その部分の水仙は花もつけない。思いっきり切り捨てておくのだが、1シーズンで倍以上に育ってしまう。キイチゴグミイチジクなど、毎年 1/2~1/3 に刈り込むが翌年は元に戻り、狭い庭だが手入れが結構大変である。

査察官紫陽花が来たら、5m以上もあるシュロやグミの手入れを手伝ってもらい、ご褒美に温泉旅行に連れて行く予定にしている。シュロは直径が27、8cもあるから少々難作業になりそうだ。

実家は棘のない家族?だったのに、何故かヒイラギ、カラタチ、バラ、グミ、シュロやボケなど棘の多い木が多く、次々と伐採・撤去して徐々に減らしている。