つまらない道の駅
観光施設は何処でも概ね9時過ぎないと営業していないところが多い。従い、
highdy の旅行計画は8時半頃の出発が多いが、今回は9時過ぎにゆっくりチェックアウトした。
松本市内に向かう途中「道の駅」があり立ち寄った。地場産の生鮮品や
加工品を取り扱う店ではなく、ここは各地の加工品の寄せ集めで全くつまらない。買うものなし! 隣接する小さな農産物店に僅かな地場品があるが安くない。どちらも完全に観光客のみがターゲットになっている。
そのような店は全国的にどこも廃れていっていることを知らないらしい。
大きな季節品即売店
次にりんごなどの農産物即売店に立ち寄った。出始めのりんごもあるが観光客目当てで高過ぎる。
いつのものか判らないような2,000~3,000円の大きなスイカが 100個以上も並んでいる。買う人がいるのだろうか?
浮世絵博物館
長野自動車道の松本ICのすぐ近く(既出マップ参照)にある「松本歴史の里」に隣接し、日本の貴重な浮世絵の所蔵・展示をしている。この浮世絵博物館は、コレクションでは世界最大と言われる規模で所有する。浮世絵は絵師、彫師、摺師からなる、正に江戸職人のコラボアートとも言える産物で歴史的、文化人類学的な観点から見てもその価値は高い。
我が家には伊香保記念館で買った竹下夢二の版画の原版から刷ったはがきサイズの美人画があり、日頃は痛むので(highdy が紙質も選んで本物っぽく作成した)偽物を飾り、興味を示した方に本物を見せることにしている。
しかし、浮世絵はいくら絵師だけ優れていても連携職人の技術がなかったら、これほど後世に残ることはなかったろう。夢二らの版画の世界とは繊細さのレベルが違う。
紫陽花はつい最近東京でより素晴らしい展示会を見てきたらしいが、そのためか当日は思ったほどの有名な作品の展示が少なかった。
(そうでなくてもイベントでない通常は、本物の展示をすることはないだろうが…、美術館の設備能力と作品の内容にもよる。)
なわて通り商店街
カエルの街? 繩手通りに着いたが、手頃な駐車場がない!
辺りを走り周るがなかなか近くに見つからず、カーナビは当然だが同じ場所に案内する。何処にも車を止めるスペースがないほど交通量があり困ったので、目の前の商店街入り口の交番のパトカーに並べて横付けしてみた! 若い巡査に尋ねると、観光案内図を持ち出し説明をして下さった。商店街に隣接する神社の裏の駐車場と、そこから境内を通過する裏道まで教えていただいた。
日頃の警ら・巡視活動はそこまで知らないと犯罪者を追いかけることはできないので当然だが、実に丁寧で交番勤務巡査の模範である。街の評判を尋ねると、「カエルと骨董の店が多く、僕にはちょっと……」だって。
実際に歩いてみると、外国人や若い女性グループも多く、老舗や日常生活店舗、土産店など種々雑多な混合商店街で面白い。(参考)
あっちの店でたい焼き、こっちの店でたこ焼きと、昼食はもう要らない!
になってしまった。充分に歩き回って楽しみ、列車の発車時刻も30分前になったので義弟夫婦を駅まで送り、highdy 夫婦は一路諏訪湖へ向かうことにした。
諏訪大社は嬉しいことに何処に行っても駐車場が無料で、賽銭だけでは申し訳ないのでせめてお守り(右下写真)くらいはと購入。
折角ここまで来たのだから湖を見て帰ろうと、湖畔の運動公園まで下り秋風とコスモスに癒された。
時間によっては宿泊も考えていたが、十分明るいうちに高速道路の半分近くを走ることができ比較的ラクに帰宅できた。
パノラマ写真は右のリンクで
ここでも面白いハプニングは起こったが長くなるので割愛、今回も楽しい旅行ができたことに感謝したい。
次は? 立山アルペンルート(黒部)、沖縄、屋久島、鳥海山、北海道東部、等々・・・どれも元気なうちに行かないと、体力が必要な旅ばかり!