当初からの計画で、義弟夫婦は富士市から電車で、highdy 夫婦は関越・上信越・長野自動車道を走って JR 松本駅アルプス口で 12 時に合流する予定であった。午後の行動のために、昼食はそれぞれ車中で済ませておく約束であった。
タイヤの空気圧が・・・
出発前日、ガソリンを満タンにしてタイヤの空気圧をチェックしたら、1本だけ若干低い?! 取り敢えず、高速用に少し高めにすべて同じ圧力に調整完了。スタンドマンから「念のため少し様子を見られた方が・・・」との忠告。
朝食後の 7 時過ぎに highdy がチェックすると、やはり前日と同じタイヤが少し低い。早速スタンドに電話するも、宿直の方が従業員は 8 時からでないと出社しないのですぐに作業はできない!と。仕方なく早めに行って待摘事に。とにかく時間をかけて詳しく調べる余裕はないので思い切って新品に交換を依頼する。
とんだハプニングでサービスエリアでのんびり食事する時間も無くなり、トイレ休息のみ、おにぎりをかじってお茶を飲む哀れな昼食に。
旅行中の天気予報は雨時々曇り、特に2日目は1日中雨というわけで、急きょ予定(行程)を変更、初日に上高地を歩くことにした。
昼食を食べ損ねたが間に合った!
松本に着くまでは車中なので問題はなく小雨が降ったり止んだり、高速を降りて10分ほど松本駅だがこの時はカラッと気持ちの良い晴れ。
おやっ? また、お天気が…?
辛うじて予定時刻の10分前に到着、胸をなで下したが、義弟夫婦は大雨の影響で10分遅れで到着! なーんだ、まともに食事する時間もあったなぁ~。
松本駅から上高地のホテルまで約 1 時間。途中から雲行きが怪しくなり、
着いた頃にはかなりの土砂降り雨。雨衣は十分過ぎるほど4人分用意はしていた。事前のホテルとの約束で、車を置かせてもらいタクシーを呼んでもらう頃には、風もなく雨衣を着るほどでもなく傘だけで充分な小雨である。
ご存知の通り上高地に至る道路は、新しいトンネルもできて相互交通もできるようになってはいるが、沢渡駐車場以降はバスやタクシーなどの指定車以外は乗り入れ禁止である。40年近く前は河童橋の傍に車を置いて歩いたこともあるが、いまはダメになった!
いつものことながら、
また奇跡?が・・・。
タクシーが大正池に到着の 5 分前には雨が止み傘は不要!
邪魔だなぁ、捨てるわけにもいかず持ち歩く。大正池の水が増水していてもの凄い勢いで流れている。昔のような枯れ木立は殆どなくなり当時の面影は残していない。今回は上高地を歩きたいという義弟夫婦の要望で、紅葉は目的にしていないが、おそらくその頃は人でごった返した状態であろう。
大正池に着く前に雨や止み、ご覧ような状態。
緑は目にも優しく山の空気は美味しい、水の流れでイオンも出ているのか特に美味しく感じる。池のほとりを写真を撮りながら歩き始めて 5 分と経たないうちに曇りが晴れてきた。遠くの山の霧も晴れ、青空さえも見え始めた。
後ろで「随分ハゲて?きたねぇ」と聞こえるので、帽子を被っているのに変だなと思いつつも「何~?」と返したら、「また奇跡よ、晴れてきちゃったわよ!」だって。(- -):;
途中梓川の流れを見ながら休憩したが、highdy の知らない言語を使う外国人カップルが愛嬌を振る舞いながら何組も通り過ぎていく。今回の旅行では何処でもマナーの悪さでひんしゅくをかっている近隣数か国の人々に出会わなかったのは誠に幸いである。
2、3泊していただきたいです!
帰りのタクシーで、highdy が車内でアマチュア無線のリモートコントローラ―を目ざとく見つけて話をすると、運転手が大いに喜んでホテルまで上高地観光にまつわる話を途切れることなく。クイズまで織り込みながら続けてくれた。
ホテルで「ずっと晴れていました!」と言うと、大変驚いて「このところ、連日雨なので、2、3泊お願いしたいところです!」と言われた。
ホテルの温泉の質は良かったが、少し狭いのと混雑時のシャワーの出が良くないのが気になったが、料理は抜群の美味しさ。
チェックアウト時に話したら「うちは設備は古いですが、その分料理でお客様に喜んでもらっています」と、正しくその通りのホテルである。