1泊2日の箱根旅行

 週の初めの5月21~22日、1泊2日の行程で箱根旅行に行ってきた。

30代の頃は何度か行ったが、最近はいつも近くを素通りするだけである。

40年近く経つと記憶も薄れるが、当時とはかなり様子が変わっていて懐かしい。

(写真はクリックで拡大、2回でさらに拡大)

 ラッシュ時間も考慮した予定であったが、朝6時に鴻巣市の自宅を出て2時間余りで箱根ガラスの森美術館に着いた。駐車場には入れるが係員もいないし入館もできないので、大涌谷を先に観光することにしロープウェイの早雲山駅(下の案内図参照)へ。

 箱根山(はこねやま)は、約3,000年前の冠ヶ岳の誕生以降ずっと活動を続けている活火山である。富士山とは地下で連なっていると思われるが、江戸時代(宝永4年)に富士山の横っ腹にある宝永山が誕生して以来こちらは休火山になっている。

  ロープウェイから見た大涌谷
  ロープウェイから見た大涌谷
 いまも登山や遊歩道は立入禁止
 いまも登山や遊歩道は立入禁止

 大涌谷は冠ヶ岳の北側斜面(800~1000m)に位置する火口で昨年も噴火、現在ロープウェイは運航し始めたが自然研究散策路は通行止めのままである。早雲山駅から大涌谷(冠ヶ岳中腹)へ上るロープウェイから見る富士山もきれいだった。ロープウェイを利用する場合の駐車場は、芦ノ湖湖畔の桃源台駅(約30台)か早雲山駅(100台以上)の無料駐車場がおすすめ。大涌谷(有料)大駐車場を利用するのがベストだが、平日はよいが土日は混雑で待つことも覚悟が必要。


 箱根ガラスの森美術館は、日本初のヴェネツィアをイメージしてつくられたガラス美術館で、ガラスの好きな方には一見に値する。1人1500円の入館料が、紫陽花シニア割引100円なのに対し、highdy 大学生割引400円もあったのは嬉しかった。


完全に復元された箱根の関所   
完全に復元された箱根の関所   

 美術館を出て近くのホテルに仮チェックイン、湖畔で昼食後は箱根神社の無料駐車場に車を置き歩いて箱根関所跡へ。

関所資料館や平成19年に完全復元された箱根関所、山の上の遠見番所、寄木つくりのからくり美術館箱根神社などすべて歩いて回った。湖では4隻の観光船がフル稼働、何処へ行っても観光バスや外人客も多い。しかも多国籍の外人が目立つ。ただ今回は中国、韓国の人が少なく静かで(マナーが良く)救われた。

  いつものことながら highdy の旅は平均一日に1万数千歩歩くが、今回も16,000歩を裕に超えた。ホテルでは美味しいビールをジョッキーで一杯とその後は少々贅沢な日本酒(350ml)を1本、料理も美味しく幸せなひとときを過ごした。からくり美術館で3,600円余りで買った寄木の蓋がついた小さな急須がホテルではプラス1,000円の値がついていてビックリ!

 翌日、ホテル近くの仙石原高原のすすき草原 ~ 湖尻水門 ~ 芦ノ湖スカイラインへと走り、途中の三国峠など展望ポイントで何度も何度も車を止め富士山を眺めたり、山に登って芦ノ湖を見下ろしたりしながら大観山展望台へ。(ここには見るポイントがあるので行かれる方はご連絡を…)

 大涌谷から見る富士山
 大涌谷から見る富士山
貸切状態のロープウェイ
貸切状態のロープウェイ
 大観山から見る富士山
 大観山から見る富士山

 三国峠と大観山からの富士山は最高にきれいだった。(上の写真)

その後箱根ターンパイクと西湘バイパスを走り、途中パーキングエリアで昼食を済ませ新江の島水族館へ。この水族館の特長はできるだけ自然に近い形で飼育している点にあり、いろんな魚種が共存しているのが面白い。またテレビで見る珍しい魚やクラゲの生態、イルカやアシカのショーも楽しめた。実物のクリオネも初めて見たが、真っ暗な背景でデジカメでの撮影は厳しかった。

いつまで見ても飽きない
いつまで見ても飽きない
イソギンチャクと魚の共存
イソギンチャクと魚の共存
イルカのショーも楽しい
イルカのショーも楽しい

幸いにも2日間だけは絶好の天候で、走行距離は300kmにも満たないドライブだったがとても楽しい旅行になった。

さて、来月は群馬県を予定しているのだが・・・。