高崎・磯部温泉の旅(その2)

 今回の旅では2日目はフリープランにしていた。

それにカード会員はのんびりチェックアウトが可能で、一般客より2時間遅い12時でもよい。さらに、お土産だって 10% 引きである。

いつも宿泊翌日は朝風呂に入ってから食事をするのがお決まりのパターンだが、食後お土産コーナーを通りかかったとき朝食メニューの中に美味しいものがあったことを思い出した。

いつの旅行でも何か思い出になるハプニングが発生するが、今回も無いない事件が発生した。

ルームキーが無い騒ぎの巻!

 わざわざ商品名の確認のため再び食堂へ。そして、前日さんざん買ったのに改めてさらに追加、支払いの際、ルームキーを見せようとしたら無い! 売店の方が食堂に電話して下さったが「無い」とのこと。そこで3度目の食堂へ。自分の席を確認しに行くと数人の方が探し回っている模様。「申し訳ございません、見つかりませんでした」、「そうですか、ではもう少し自分で探してみます」と言って帰ろうとした途端、後ろから「ご主人! 後ろポケットにキーが・・・」で。チョン!!

highdy右利きなのでズボンの左後ろのポケットは生まれてこのかた全く使ったことがない、だから探す時も左はチェックしなかったらしい。

朝からとても恥ずかしい思いをしてしまった!

 のんびりもいいが観光時間を有効活用するため、タブレットPCで検索を試みるが電波状況が良くなく使えない。

フロントで周辺の観光地図をもらって、日本温泉マーク発祥の碑(左の写真)へ。温泉記号の始まりは、万治4年というから江戸幕府が始まって半世紀余りの頃である。

 近くに足湯の案内があるので早速行ってみる。車には常に4~5枚のタオルが準備してあり、いつでも川や海、通りがかりの温泉に入れる用意をしている。既に中年カップルとご老人が2人が入浴中だった。15分ほどで足湯を出て他に観光する場所を…と、75歳前後?の地元と思しき、女性に尋ねてみる。アイシャドウも塗りバッチリ白塗りお化粧もした小奇麗なお婆さん、話好きで話し始めたら止まらない、帰ろうとしても追いかけて話して下さる。お蔭で危うく見逃すところだった名勝や穴場情報を聞き出せた。帰り間際に年齢を訊くと75歳だそうで、お化粧しても同じじゃん!

あれー? 

さっき、あったのに無い騒ぎの巻!

 大きなポイントは、道の駅甘楽(かんら)楽山園に立ち寄ること。そこで当初から予定のこんにゃくパークの三つをどの順番で回るかカーナビで検討することに。

それぞれの現在地からの所要時間を調べ、一筆書きに回ろうという計画である。結果的に楽山園一番初めにとの結論には達したものの、いざ入力セットしようとすると無い? 

「変だねぇ…、さっきあったよね…」と二人で3度も試みた。

ふと、気づいた。「さんらくえん」で入力していた。これまた偶然にも沢山あるから紛らわしい。

    楽山園の広大な庭園の一部
    楽山園の広大な庭園の一部
  道路脇(左)に残る当時のままの流れ
  道路脇(左)に残る当時のままの流れ

 観光の結果、楽山園は、織田信長直系の子孫である信雄(のぶかつ)に始まる織田宗家の巨大な庭園であり、由緒ある小畑藩は治水に関して実に立派な業績を残しものであることも解った。左下の写真のように、いまも町中に当時の20kmにも及ぶ堰の流れが生かされている。

 道の駅甘楽ではいろんなものが安く、お土産を追加購入した。その裏には旧松井家住宅が移築復元されている。紫陽花は詳しいのに無理やり勧められて、繭からの糸紡ぎを体験した。
最終目的地の
こんにゃくパークは、紫陽花は既にツアーでも訪れているが、highdy は初めてである。


駐車場側から見たパークの入り口   
駐車場側から見たパークの入り口   

 こんにゃくパークは広大な駐車場に多数の乗用車や観光バスが押し寄せ、試食はバイキング方式いくら食べても無料。但し、一度にテイクしないと、2度目の列に並ぶと30分以上かかるらしい。

ラーメンや焼きそばまでこんにゃくでつくってある。またまた大量のお土産を買いこみ、再び同じ道の駅へ戻って遅い昼食をし、14時半過ぎに帰途につく。帰りの運転は紫陽花に任せてもゆっくり一般道、約2時間で帰宅。こんなに自宅用のお土産を買った旅も珍しい。

晴れ男なので何より出発前日まで予報は雨と強風だったのに、薄曇りで時々晴れ間も見えたのが嬉しい.楽山園も晴れていれば写真もきれいだったのだが、降らなかっただけでも良しとしよう。