5月29日、予てより念願の筑波山に登ることができた。己の年齢や体力、運動不足すらも顧みない無謀な強行軍。
若くして亡くなった女優、夏目雅子さんが鬼龍院花子の生涯で放った名セリフ「舐めたらいかんぜよ!」がピッタリである。宿泊したつくばグランドホテルがすでに海抜200m余りであるから、女体山(877m)も男体山(871m)も大したことはないと思ったのが大間違い。
登山レベルでは一応中級に属するようである。ただ、晴れた日であれば初級と言ってもいいレベルの山だろう。何故なら、幼稚園児や小型犬も登る位だから・・・。
でも、年齢からくる体の弱りか息切れがする。加えて日頃の運動不足もたたり足が痛くなってくる。
数日前には風邪と感づき、1日半寝込んだが、早めの養生が功を奏し当日は万全の体調で臨むことができた。
麓のホテルを9時に出て、大御(おおみ)堂経由、有名な筑波山神社にお参り、登山は白雲橋(はくうんばし)コースから、途中の酒迎場分岐点から迎場(むかえば)コースへ、女体山登山ロープウエイのつつじが丘駅経由おたつ石コース、再び白雲橋コースに戻って女体山山頂へ、山頂連絡路にて昼食、男体山山頂から自然研究路を一周、山頂連絡路に戻って御幸ヶ原コースで下山、男体山登山ケーブルカーの宮脇駅傍を通って筑波山神社に戻るというかなり欲張りなコースで、ホテル着は16時。
全コースの詳しい案内は、こちらが参考になるだろう。
筑波山は大したことはないと言う殆どの方は、全コースを歩いたことのない方で、バス・タクシー・自家用車とロープウエイやケーブルカーを利用した人達で、うまく利用すれば、両山頂を1時間半程度でクリアできる。
もちろん、登山を趣味とするレベルの方にとっては、中級ならそれほどのこともなかろう。
最短(1 時間10~30分)コースなら平均斜度は8余りの Lv 59の中級コースである。
highdy 達は若くないので最短コースでは選択せず、健脚なら可能な4時間30分の遠回り欲張りコース。とは言え、45度近い傾斜も複数あり、鎖を使ったり、四つ這いが必要な部分も数多くある。
途中、約10名の小学生、約80名の中学生の団体に出会い、道を譲ったり、山頂の展望待ち、撮影のポジション待ち(下の上段写真)があって、休憩と昼食時間として2時間見込んで6時間半で終わる予定が7時間になってしまった。緻密な計画を立てたが、1日で30分程度の狂いは良しとしよう。
自然研究路コースには、随所に知識情報となる案内板が用意されている。(下の下段写真)
幸いなことに絶好の登山日和で、山頂での各展望ポジションでの眺望も楽しめた。ホテルの部屋からは遥か霞ケ浦や新宿の高層ビル群は見えたが、富士山までは残念ながら見ることはできなかった。
翌日は晴れてはいるもののやや曇り気味で、前日はとてもラッキーだったと言える。折角なので大洗港まで足を延ばし、美味しい食事に舌鼓を打ち、北海道直送の新鮮なお土産を購入、さらに途中のスーパーに立ち寄り遊びながら自宅へ。それでも一般道のみで大洗から4時間で帰着。
3日目のきょうは朝から足が痛い!階段の登りはいいが下りはふくろはぎが痛くて、手摺を持たないと膝が折れ前のめりに落ちそうになる。筑波山でも甘く見てはいけないと悟らされた。
ホテルは、すぐ傍の筑波神社で結婚式を挙げ、披露宴に使われるところで料理が非常に美味しい。また館内には漆絵(左はフロントの漆絵、下の写真も館内の一部である。)が沢山あり目の保養にもなる。
静かで部屋からの眺望もよく寛げた。とりわけ月曜日であったことからお客が少ないのが良かった。highdy の旅行はできるだけ客の少ない日を狙っている。その方が落ち着いて十分なサービスが期待できるからである。
今月は、まだ群馬県ほか1件、授業のために出かけるが、日帰り温泉を1、2回楽しんだ後、月末には山口に向かうので旅行はおしまいである。
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