門司和布刈(もじめかり)公園は、子供の頃以来の60年振りで記憶に殆ど残っておらず懐かしくもなく、水族館もいつの間にか廃止されていた。関門海峡の眺望はよいが、下関側からの方がはるかに素晴らしい。再び関門トンネルを走り下関の唐戸市場に向かう。一度は行ってみたいと思っていたところだが、一番の狙いは昼食のためであったが、大変な行列で1時間程度は待たされる感じだったので諦めた。午後1時と時間的に遅いこともあり、市場の中の開店している店は少なく加工品を買うだけになってしまった。
昼食抜きで市場で買った練り製品の一部をかじり、火の山展望台に向かった。地元にも拘らず子供時代には行ったことがなかったので嬉しかった。ロープウエイを使わず車で登山したが大展望台は休館、しかし、屋内大駐車場や遊歩道も立派に整備されていて驚いた。山口県は何処に行っても道路が整備され、駐車場は無料の所が多いのは有難い。十分に関門海峡の眺めを堪能し、関門トンネルの人道口へ向かう。ここでも駐車料金はなし。
紫陽花も青函トンネルに続いて海底トンネルを歩くのは2度目で、大いに喜ばれた。下関側と門司側の両方にエレベーターがあり、実際に歩くのは800mのみで10分で海峡を渡ることができる。私達は本来無料だが、感謝の気持ちを込めて20円入れておいた。
門司側では人道出口の近くにおでん屋さんがあり、昼食の足しに買って食べたらあまりに美味しく、土産に買い足しに行くと店を閉めるところだった。少し空いたシャッターの隙間から声をかけると、先程買った改札窓口のようなところではなく、店の中に入れてもらうことができた。
お腹も満たし、いよいよ最後の温泉「みちしお」(前出)へ。
出発が偶然にもちょうど16時で、5門ある壇ノ浦砲台の一つが時報打った瞬間!
ゆっくり寛いで帰宅したら午後7時、出発から60時間後である。
あれ~、忘れ物!
旅の最後の朝、ホテルを出る際にデジカメがないことに気づいた。忘れた場所は、別府の砂湯。実は一眼レフの高級デジカメを砂浜に持っていくのは好ましくないので、予備に小型のデジカメを持って行き、砂湯の証拠写真を残したかったのである。取りに帰るには小倉から2時間はかかる。そこで、一刻でも早い方が回収の可能性が高いと考え、砂湯に電話をするが全く繋がらない。顧客対応が忙しく応答してもらえないようだ。そこで市の温泉課に電話して事情を説明、着払いでお願いしたところ、快く対応して下さり帰宅の翌日には厳重包装で届けられた。ただ、10枚近く撮って頂いた写真はどれも酷い手ブレで、ここにアップした1枚のみが最高出来栄え(?)があの写真である。それでも、。感謝・感謝である。
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