PCの高速化について

パフォーマンスを確認する(クリックで拡大できる) 
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 最近、Windows 10が遅くて使えない!CPUが100%状態で暫く何もできない! などという相談が時々(月平均1、2件)ある。

理由は簡単、100%間違いないのは、毎日PCを使っていない方である。

使ってもほんの短時間(30分~1時間)のメールのやり取り、ブログの更新程度の方が多い。

それに、待ちきれずに、電源を入れて数分後すぐに作業を始める。更新途中なのにPCの電源を落としたり、中にはPCが思うように動かないと、好ましくない「長押し」で強制終了をされている。次回はまたゼロから……。

また、そのような方の殆どは、設定が「自動」のまま電源オプションも「バランス」のまま、ブラウザをはじめとする各種アプリの更新(確認)も全く自分ではしない方である。

 確かに、Windows 10になってから機能も

処理速度も大幅に向上した。が、1回の更新時間が長過ぎる。それに高速化するためのいろんな作業が増えている。昨年の Windows 10の大型更新「Anniversary Update」だったと思うが、5~6時間かかった。その後も1~2時間以上かかるような更新もあった。中には1日かかっても終わらなかったという話もネット上には幾つかある。

何故そんなに時間がかかるのか、それは単に更新プログラムをダウンロードしてインストールするだけではなく、PCの内部では新しくなったドライバなどの整合性、PC内の検索時間を短くするためのインデックスの収集・作成などいろんな関連作業をしているためである。それでなくても電源を入れるたびに、セキュリティソフトは毎回最優先で更新を自動チェックする。さらにもう一つ、そのような更新には、インターネット接続が必要だが、その回線速度の遅いものを使用されている方もいる。

 そうであれば、そんな自動の作業をさせなければいいじゃないか!

はい、ごもっとも、大正解!

しかし、一般ユーザーはそのような知識を持ち合わせていないので、

メーカーは自動でそれらの処理するようにシステムを構築している。

 Windows 10になってから、電源投入後2分もすれば(若干一部で動作は遅い)が使えるようになった。

highdy の場合、CPUの速度はごく普通のレベルで決して早い方ではない。メモリーは7台中3台が8GBで、一番上のグラフのPCは6GBしかない。皆様の倍以上の常駐アプリを使用(一部は遅延起動)していている。理想形であるこのグラフの状態になるためには、自動更新がないときでも最低5分前後を要する。

購入時ののまま(最近は4GBが標準)で、何もアプリを増やしていない方なら5~6分後にはなんとか問題なく使えるであろう。でも、それにはそれなりの使い方がある。

Windows 10は、Vistaや7を使っていた基本的な知識があれば誰でも難なく使え、むしろいろんな手抜きができる。が、新しいOSに従来そのままでの使い方は通用しないこともある。(その意味で、使いこなせていない方の中にはVistaや7がよかったという方も数10%は実在する。)

 highdy 唯一のデスクトップ(T社) 賢いが、メモリー4GBでは遅過ぎる。
 highdy 唯一のデスクトップ(T社) 賢いが、メモリー4GBでは遅過ぎる。

 XPの時代から多くの記事を書いているが、PCを高速化する対策はネット上に見られるように実に数多く存在する。

ただ、highdy が永遠にサポートできる訳ではないので、本人に詳しい知識がないのに裏ワザ的な設定をしてしまうと、他の誰かにサポートをお願いした際に困る。PCのプロなら時間をかければ、原因追及もできるだろうが、全く標準的なサポート手法が使えず、対策に時間と費用がかかることになる。

それに滅多にないが、何かのはずみで必要な機能がすんなり動作しないこともあり、highdy さえも、自分で設定変更したことを忘れることがたまにある。

知識が十分でない方に限り、何をいじったか、何を教わったかメモに残すことはまずいない。それらのプログラムは他のプログラムと微妙に関連性があり、安易に停止すると、その場では高速に使えても後で困ることが起こる。PC本来の機能を一部停止させ、同じ結果を得るのに別のアプリでは100倍も1000倍も早いものがあるが、一般の方は使いこなすのが大変である。

 従い、highdy の場合は壊れたものは(ハードでもソフトでも)直せるものは直すが、それ以外はできるだけ使い方で快適な操作ができるように指導している。上手に使えば、windows 10はとても作業性がよいOSである。

 

毎日無駄なテレビをつけっぱなしにする代わりに、PC電源を数時間つけっぱなしにした方がより実用的な無駄遣いでPCを快適に使用できる

 

メモリーが少なくてもネットに接続した状態(画面は複数開いていてもいい)ので、一度CPU稼働率が数10%以下になるまでの状態を作りだしてみるのがコツである。どうしてもそのようにならない場合は、どこかに設定の不具合がある。その上でメモリーを増強すれば、さらに高速に使える。
メモリー増設は、自分でやろう。数分で終わる作業料だけで5,000円以上要求される。

判らない方は気軽にお問い合わせ頂きたい。

概ね、1GBが1,000円~2,000円が目安。4GB増設なら4,000円から可能である。