毎年恒例の秋の旅行だが、今年は例年になく9月から雨が多い季節となった。それに台風も頻発して各地に多くの被害をもたらしている。
ちょうど旅行の日程にも合わせて台風が近づいていたが、半年前からの計画でもあり、宿は2か月前から予約しているので気軽に変更するわけにもいかず予定通り強行。たまに乗るローカル特急もいいものである。
初日はそれぞれの夫婦が埼玉、静岡より出発名古屋で合流、いつものように予め同じ特急列車の向かい席になるように指定席が予約してある。埼玉から紀伊勝浦まで「のぞみ」を使って乗り継いでも約7時間かかる。
JRの紀伊勝浦駅から観光桟橋までは徒歩で7~8分、亀の甲羅を模した屋根の船に乗って約5分徒歩1分でホテル「浦島」のフロントに到着。
漁港近くの半島全体をホテルが所有し、天然の洞窟を利用した温泉ホテルで、大きく三つのエリアがあるが山頂のホテルは改装中であった。
外人客も多い中で特に中国の人が多いが、浴衣の着方、騒ぐように話す会話、特殊な歩き方ですぐに判別できる。襟をきれいに重ねることはないし、少し重ねても日本と反対、帯は乙姫様も驚く、へその下でバカでかいリボン結び。
この日は15時過ぎからホテルでのんびり温泉三昧である。到着後しばし休息、ひと風呂浴びてから夕日を見ながらの再び休息・歓談。
温泉は4か所あるが、内風呂や洞窟内の温泉、波うち際の露天風呂とも泉質はほぼ同じで気持ちがよい。露天風呂も台風の影響を殆ど受けておらずゆったりと寛ぐことができた。温泉巡りでスタンプを集めると、チェックアウト時に粗品として入浴剤を頂いた。
和歌山では何といってもマグロが名物、夕食には美味しいマグロの刺身やサンマの料理とともにビールなどを楽しんだ。食後に館内に10か所前後もある土産物店を散策していたら、紫陽花の妹夫婦ととても親しいご近所さん約10名とバッタリ遭遇、大騒ぎになった。どうやらカラオケ同好会がバス旅行で富士市からやって来たとか。その昔、highdy がアメリカへ勉強に行っていた時にも同様のことがあったが、人間は何処で誰に会うか、何が起こるか判らない。評判の悪い行動をしないように気を付けないと、世の中は狭いものである。翌日から工程に備えて、NHKの日曜連続ドラマ「真田丸」を観て早めの就寝、早(5時)起きの温泉で朝日をと決め込んだが、残念ながら曇りで見ることはできなかった。
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