夕陽と天満宮シリーズ(2日目)

 夕陽天満宮シリーズ2日目は、山口県の瀬戸内海側のほぼ中央に位置する防府市に行った。

道真が亡くなった翌年の延喜2年(904年)に創建された、

日本最初に創建された天神様」である。別宅から約1時間、まだ、観光案内センター「梅てらす」も開所していない、8時半に到着。highdy の旅行はいつも行動が早いの特徴である。

  拡大すると判る「扶桑菅廟最初」の碑
  拡大すると判る「扶桑菅廟最初」の碑
  やっと、開花宣言ができるレベルの桜
  やっと、開花宣言ができるレベルの桜

 右に説明があるように、扶桑とは日本で、菅廟とは道真を祀った御社(みやしろ)を意味している。3月22日時点で天満宮境内の桜はまだまだやっと咲き始めたばかりである。春風楼も素晴らしい文化財が沢山あるのに管理がいまいちで、もったいない感じがした。

この日の工程は、天満宮、国分寺、

毛利邸(本宅、庭園、博物館)、山頭火の小路など周辺神社などを観光し、萩往還の起点とも言える英雲荘、三田尻御船倉跡、住吉神社の石造り灯台、道の駅「潮彩市場防府」などを巡り宿は海辺の山の上にある「あいお荘」。

   国分寺も誰もまだ訪れていない
   国分寺も誰もまだ訪れていない
 殿様の本宅で大きく立派だが贅沢さはない
 殿様の本宅で大きく立派だが贅沢さはない

 毛利邸はさすがに大きくて立派だが、財政再建を果たした殿様らしく目立った贅沢は見当たらないもののには美しい一見に値するものであった。ここでは桜も5分先と言える位の状態。潮採市場の魚の安いこと、その日に帰るのなら、トロ箱一杯買って帰りたいくらいで、半値近い値段で売っている。加工品もメチャ安である。

 幕末から明治にかけての長州人の偉大さを改めて実感できる、もう一度ゆっくり行きたい所に加えたい観光であった。見るべきところは他にも数多くあるが、適当なところで切り上げ午後3時には宿に向かうことにした。

途中、30分余りで行ける筈だったのにカーナビのセットを誤ったらしく、とんでもない方向に走り、慌てて再セット、逆戻りをして30分ほどのロス。

それでも素晴らしい夕陽温泉車エビのフルコース(豪華版?)の食事に癒され、そんなことは忘れてしまった。宿のある秋穂(あいお)地区は県内でも有名な車エビの養殖地である。料理はお土産にできないので、せめて夕陽の写真でも…。

 楽しいひと時はあっという間にすぎるもので、宿からは1時間のドライブで帰宅。本来泊まる旅ではないのだが美味しい料理が半分目的の観光だから、満足度も高いものになった。次回は日帰りコースにしてもいいかな?