作日 highdy が買い物に出かける時、紫陽花に100円ショップで買える数独パズルの本(俗にいう「ナンプレ」)を頼まれた。
以前は最も難しい「レベル12」というのがあった。それだと100問を半月足らずで解いてしまう。「100問あるので1日2円で遊べ、頭のためにもによい」と本人は自己満足し喜んでいる。解き終わった本が数10冊以上置いてある。ところが最近はさらに難解なクラスのものが出ていて、それが欲しいとのこと。既に何冊か終わっているが、日数が経つと同じ問題なのに苦労することがあるという。
お店で展示棚を探していたら、
”「すぐやる」習慣”という本を見つけた。中身は1時間ほどで読める約160ページ程度のもの。ただ、言葉では簡単でも行動に移すには大変な内容が結構多い。
現在ホームページに「ことばに注意シリーズ」を不定期に連載(?)
しているが、日本語は難しいものである。この「習慣」一つ取り上げてみても個人的なことにも、社会的なことにも使われる。例えば、
① 我が紫陽花は暇があるとナンプレをする習慣がある。
② 中国では毎朝多くの地域の公園では太極拳をするのが習慣のようだ。
のように使われる。また、文字を前後に入れ替え「慣習」にすると、同じように長く繰り返されることでも、その地域だけで通用する一つの規則的なしきたり化をし、
③ 年に一度の夏祭りだけは鎮守の森の神社の境内で行うのがこの村の慣習である。 と、内容はほぼ同じでも使い方が全く異なり、こちらは社会的なことのみに使われる。
習慣というものは恐ろしいもので、実行の初めは案外忘れがちでもあり、続けるのは辛いものである。しかし、長年続けていると傍(はた)見ているほど苦にもならず、その行動を一つ実行しないことによって、一日のリズムが狂った感じにさえ陥りやすい。
良い習慣は数多くあるが取り組むにはかなり勇気が必要だ。逆に悪い習慣を治すのもこれまた大変である。悪い習慣は周りの人や家族にお願いし、どんどんその都度指摘してもらって治しておいた方がいい。万が一、認知症になったりすると、自然に出てくるのは悪い習慣の方である。
老人は新しいことを覚えるのは苦手でも、
古いこと(悪い習慣)は案外忘れないものである。
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