この度、OSを Windows 8.1 にしたPCを1台増やすことにした。自宅と別宅両方で無料パソコン教室をやっているので仕方なく多数のPCを所有している。Vista機 2台、7機 3台、8.1機 1台、他にXP機など現在は不使用のもの 4台、このほかに iPad もある。各OSで検証しつつPC記事を書いたり、OSのバージョンによっては、 Word や Excel の使い方も変わってくるので、相手に合わせる必要もある。Windows7機3台のうちの1台をアップグレードすることにした。
ところが、ハプニングが発生! 悪戦苦闘で10時間も経過!
所有するPCメーカーの販売担当者に型番を告げ、アップグレードの可能性を確認して 8.1 の媒体(DVD)を購入した。
予め予想はされたことだが一瞬焦った。8.1 の媒体を延々と読み込んだ後に、アップグレードできるか否かチェックをしている。手順が違うのではないの?
読み込む前にチェックすべきじゃないの?
挙句の果て、「あなたのPCはアップグレードできない、アップグレードしたいなら BIOS に関してPCの製造者に聞け!」と表示される。
英文の内容を要約したものでこんな乱暴な表現ではないが、要するに媒体だけではすんなりアップグレードできない。もう一度再起動してみたが結果は同じ。Micosoft 社からアップグレードの可能性チェックプログラムをダウンロードして確認するものの、同じような内容の表現である。
仕方なくPCメーカーのサポートページを検索してみると、やはり予感は的中、BIOS を入れ替えないと駄目だと分かった。
機種の型番に応じたものが用意されていたので早速ダウンロードしてインストールした。こんなことは、OSの選択の確認をする際に、ちょっとアドバイスしてくれていたらいいのにと思う。
全くお金のかからない僅か数秒のリップサービスで済むことなのに・・・。
まあ、外資系の会社のサービスはどこもこんなものだ。日本の会社は過剰サービスが多いが、どちらもものには限度があり程々がいい。
とにかく改めて Windows 8.1 のインストールに挑戦、今度はスムースにことが進む。ところがインストールしてみると地域や時間帯まですべて英語、大部分は難しい英語ではないので気にしないが、慣れない日本人には一瞬にして目(脳)が理解しない。どうしても一度読んでしまう。
それでも、それは慣れの問題だからと、Windows 8.1 対応のセキュリティソフトを入れようとしたら、また問題が発生!
インストール中にストップのままエラー表示さえも出ない。メーカーのサポートセンターにメールで事情を説明し、アドバイスを乞うことにした。
その間に英文表示も日本語に変え、ついでに入力のIMEも日本語にしてしまった。そうこうしているうちに返信が届いた。
アドバスの手順通りに実行すると、ある種のファイルがないことが判明。(右)
ネット上の英文サイトで見つけてダウンロード、何処に入れるべきか判らないが、類似のファイルは system32 のフォルダに多いのでここに入れてみることにした。が、改善しない。
またメールでサポートセンターに報告すると、修正プログラムやインストールチェックプログラムを送られてきた。しかし、これも途中で動作しなくなる。メーカーへ実行結果と提供依頼のあった一部のダンプリストを送った。作業中に一部では文字化けも発生する。
そこで、ハタと気がついた。もしや?「システム ロケール」の問題?
これは、Unicode に対応ではない言語テキストの表示に関するものであり一般素人の方には何のことやら……かも知れない。
表示言語を日本語、日付・時刻(地域帯)を変更しても、ここが根本的に日本語に設定されていないと、セキュリティソフトが英語に対応していない場合はインストールできないのである。
しかし、どこを触ればいいかとコントロールパネル内のあちこちを探すものの、これまで経験のないことだからそれらしきものがサッパリ見つからなくて困っていた。
ちょうどその時、メーカーからアドバイスのメールが届いた。「当該セキュリティソフトは英語には非対応」なので、「システム ロケールの更新が必要」と詳しく説明にある。
なんと、コントロールパネル内の「地域」の中の「管理」にあった。
日頃、日本人向け日本メーカーのPCばかりいじっているから、今回のように外国メーカーのPCに英文のOSを入れ、日本語で使う設定に変更し、日本製セキュリティソフト(主要エンジンはドイツのもの)を入れるなんて操作は殆ど皆無である。
でも有難いことに素晴らしいソフトのサポートセンターのエンジニアのお蔭で見事に難問を解決!! highdy の知識もかなり増えた。早速担当者に感謝を表現するお礼のメールを送っておいた。
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