「危険がいっぱい」と聞くと、アラン・ドロン主演の古いフランスの犯罪映画を思い出すが、こちらはネット上のお話。商品を安く買うための裏技集の記事を書こうと裏付けデータをチェックしていたら、危険なサイトばかりに出くわした。
運営会社が何処とも簡単には判らない、それこそ裏技を使って調べないと判らない会社が多いことに、いまさらながら驚いた。早い話、商用サイトでありながら法的に義務付けられた表示もしていない、言わば集客専門サイトである。
このような悪質な集客専門サイトは、「登録無料」を謳(うた)い文句に登録させて、メールアドレスや氏名、年齢などの個人情報を盗みとり、それを売りさばくことを主な目的にしたメルアド業者である。具体例を幾つか挙げるといいが、ネット上で公開することは危険を伴うことなので差し控えておく。
highdy のように連日多数のサイトを訪問し慣れてくると、ほぼ本能的にサイトの作りや内容を見ただけで気づくものだが、一般の方は殆ど見分けがつかない。サイトのURLにアクセスした途端に、セキュリティソフトが下のような警告を出して接続の確認をしてくる。シークレット・モードに変えて強行するとやっぱり危険なサイトである。
裏技で調査してみると、発信元が容易に特定されないように外国のサーバー経由で表示している。正に「危険がいっぱい」である。
昨日も、NHKでやっていたが「見ただけ(開いただけ)で感染するウイルス」に関して特集をしていたが、日本は先進国の中ではセキュリティが最も遅れた国とされている。昨年から政府がハッカー対策に本腰を入れたばかりだが、各企業においてはその種の人手不足とセキュリティ担当者の待遇が良くないのが最大の問題点となっている。
それに世界的に日本人は騙されやすい人種と言われている。しかも狙われやすい。「オレオレ詐欺」の被害増大がそれを裏付けていることでも容易に理解できる。それほど日本人はいい意味では優しい性格でも「おバカさん」なのである。
「怪しいサイトには近づかない、タダより高いものはない」というが、そのためには自分のパソコン・スキルを向上させないといけない。
今の世の中は十分なパソコンの知識のない方にとってはとても危険な状態になっている。
先に highdy が紹介した「怪しいサイトを見抜くためには…」もその一つであるが、ネット上には危険なサイトを見抜く方法が無数にアップされているので調べてみるといいだろう。
検索法の判らない方のために検索キーワードの例を少し挙げておく。「危険、サイト、一覧、判定、チェック、見抜く、画像、注意」など、これらのキーワードを3個前後「危険、サイト、一覧」のようにいろいろ組み合わせて検索するとよい。実に多くのサイトが存在していることが判る。
と、いうことで、highdy がいつも使っているネットショッピング法は、近々に Highdy's Shop に紹介することにし、「安い買い物の裏技特集」は書かないことにした。
コメントをお書きください