親切な理由が解った!
先日は無理矢理周遊した四国旅行であったが、四国の方は親切な人ばかりに感心した。
これまで日本中いや海外も含めてこんなに短期間に親切な方々に多く恵まれたことはない。何故だろうかといろいろ分析してみて「ハッ!」と気が付いた。四国はお遍路さんが巡る土地柄である。四国にお住まいの方々は、お遍路さん達に休息場所やお茶・お菓子など無償の提供をすることに慣れている。それも長い歴史があって子供の頃から親が奉仕をしているの見て育っている。だから、大人になっても他人への「思いやりの心」が身についている。何も物質的な提供をしない場合でも、言葉や労力の提供に全く抵抗が無く自然に行動できることが素晴らしい。本当に合掌をしながら感謝したい。
「あっ!電車が
謝りながら走っている!
highdy の声に他の3人もゲラゲラ笑い始めた。黄昏どきに「はりまや橋」に向かって歩いていると、路面電車の行先表示に「ごめん」と書いてある。別に「定刻に遅れてごめん」と謝っているわけではないが、御免・奈半利(なはり)線の起点が「御免駅」だそうだ。帰宅後に判ったことだが、その隣には「ありがとう駅」というのもあるそうだ。
金刀比羅宮で出会った
3人の親切
金刀比羅宮の階段を登り始めて、「金丸座」に立ち寄る際にカメラを構えてると学校帰りの女子高生が、「皆様、ご一緒にお撮りしましょうか?」とわざわざ自転車を置いて声をかけてくれた。同じ旅行客なら自分も写真を撮ってもらいたくて声をかけることもあろうが、都会やその近郊では通りすがりの高校生ではまず皆無と言ってもよい。田舎の温かみを感じた瞬間である。
石段を登っていると、無患子(ムクロジ:右上の写真)の木の花(実)を持った見ず知らずの老人に出会った。この実は、羽根突きの羽根をつける玉(毬)の部分に使われているものだ。羽根突きは日本の正月の伝統的な遊戯のひとつだが、その字のごとく平和に何事も無く過ごせるように願ったものである。聞きもしない言われ(由縁)を丁寧に説明し、持っていた花をくれた。こちらは時間的に参拝を急いでいたので「小さな親切、余計なお節介」であったが、旅の思い出の一つになったので感謝を込めてお礼を言った。
さらに奥社では、東洋系の外国人が薄暗い岩肌にある天狗岩の存在を教えてくれた。明らかに韓国人や中国人でなく、見るからにどこかの国の大学生の雰囲気があった。実は事前調査の資料を宿においてこの存在は言われるまで忘れていた。日本語は判らないようだったが、お礼の英語だけは通じた。
コメントをお書きください