第1回四国一周旅行(初日)

 今回は駆け足の四国一周旅行である。highdy 夫婦にとっては不満足ではあるが、紫陽花の実妹夫婦の希望を100%叶えての欲張り旅行を強行した。私と同い年(何か月か若い)ではあるが未だ現役の義弟は、長期休暇が取れない事情があり仕方がない。お陰様で、最終日に高松駅に義弟夫婦を送り届けるまで、全く何のトラブルもなく安全に旅を終えることができた。

      次は上野の案内板
      次は上野の案内板

 ラッシュ時間の出発であったが紫陽花の友人が最寄り駅まで車で送ってくれ、JRの上野、浜松町へ、モノレールで羽田空港へと乗り継ぐ。ラッキーなことにグリーン車も座ってすぐの隣の駅では早くも満席に、先ずは出足快調!である。

コースは、香川~徳島~高知~愛媛~香川と各県を回る無理矢理一周のコース。途中2日目の高知では朝から昼前まで小雨、午後は傘の不要な程度だが時々雨、レンタカー(オデッセイ:2350CC前後かな?)なので観光には特に支障もなかった。

 全般的に好天に恵まれ、料理はどの宿も美味しく、何より親切な方々に数多く出会うことができ、とにかく思い出になる物凄く面白く楽しい旅行となった。都会のつまらない乾いた嫌な人間関係が嘘のようである。いつもながら中国・四国地方の旅行では魚介類が非常に旨(うま)い。義弟の御礼の電話によると、旅行中に2kgも肥えたそうである。

highdy は、旅のプランナー、添乗員、ドライバー、カメラマンと何役もこなして、5日間も便秘になってしまったが、義弟夫婦に大変喜ばれ感謝された。感謝の気持ちとして紫陽花からは highdy の好物がこっそり買ってあり、また昨日は義弟夫婦からとても美味しいみかんが1箱届いた。

 内部も両側は1、2階とも庶民用ではない。
 内部も両側は1、2階とも庶民用ではない。

 高松空港から highdy 夫婦がリムジンバスで移動している間に、義弟夫婦は旧高松城址の玉藻公園を観光していた。栗林公園は時間の都合もあり、皆一度は訪れていることもあり今回はパス。

 計画の初日は、JR高松駅で列車派と航空派が午後14時に合流、ホテルに直行チェックインをして休息し、金刀比羅宮の参道脇にある歌舞伎の「旧金毘羅大芝居」で有名な「金丸座」の観光からスタートである。金丸座はTVで何度も観ているが、実に素晴らしい文化財である。偶然にも昨日TVのBS放送で昔のドラマがあり、歌舞伎のロケ現場に使われていて、現地で聞いた幾つかの説明内容が裏付けられた。ゆっくり観ると本来なら2時間近くかかるが、日没が早いので金刀比羅宮の参拝に向かう

        金丸座正面庶民用入口から
        金丸座正面庶民用入口から
(両側は武士やお金持ち用の入口)
(両側は武士やお金持ち用の入口)

 御本宮までなら石段も785段で奥社までは1368段もありざっと6割である。私たちは結構健脚なので休憩も2回(御本宮、奥社で各5分程度)で、写真も随分撮ったが約1時間半の所要であった。降りる頃には参道の灯篭や街明かりがきれいで、願ってもない貴重な経験をすることができた。

       間もなく御本宮
       間もなく御本宮
     やっと、御本宮に参拝
     やっと、御本宮に参拝

  本宮から見る黄昏時(これより奥社)
  本宮から見る黄昏時(これより奥社)
   奥社から降りて本宮で見る夜景
   奥社から降りて本宮で見る夜景

 highdy は写真を撮りながらだから、他の3人よりも遅れる。だから石段を1段飛ばしで昇っていく。それを見ていたのだろう、後ろの方で団体客を案内するガイドが「御利益が飛ばないように、石段は一段ずつ踏みしめて上がって下さい」と言うのが聞こえた。

 奥社付近で海抜420m余りだそうだ。奥社に向かって左の崖上には、烏(カラス)天狗と天狗が飾られている。その昔の天狗信仰に由来するものらしい。辺りはすでに薄暗かったが、参道にはところどころ街灯があるので、懐中電灯がなくても安全に降りることができる。カメラの感度を上げれば、フラッシュなしでも天狗は撮影できた。

ここまで途中のいろいろな神社など施設をゆっくり見ると、数時間は必要であろう。ざっと参拝して降りるだけなら、お年を召した方でも奥社まで参拝しても2時間あれば十分と思われる。
 宿は参道の3段目にあるという「ニューわたや」だから、疲れていても全く心配はない便利なところで、夕食料理も美味しく朝食後のラウンジでのコーヒーサービスまで行き届いていた。

 


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