旅行の最終日。島根県は見る場所が多過ぎて1日では周り切れず、最低2日間は必要なのに1日半で済まそうとするから無理がある。本来なら島根だけでも2泊3日が理想、しかも陽の短いこの季節だから余計無理がある。11月7日から紫陽花の妹夫婦との旅行予定があるところに、highdy の大学の授業に関連づけて強引に鳥取・島根旅行を組み入れたのが諸悪の根源だから仕方がない。
先ずはホテルを出ると、武蔵坊弁慶が約3年間修行したことで有名な鰐淵(がくえん)寺(上の写真)に向う。その昔は山越えの修行道が幾つかあったようだが、今は寺まで舗装道がある。駐車場から参道を歩いていると、昔の修験道らしき傍らに「八百屋お七」の墓(右下の写真)があった。慕われていた相手の男がお七の御骨を持ってさまよっているうちに行き倒れここに葬られたそうである。駐車場(左の写真)から山道を歩いて約10分足らずで山門(左下写真)に着くが、ここから本堂まではさらに上の写真のような階段を登って約10位かな? また、滝に行くにはやはり8分位要する。
境内には弁慶が倉吉からひと晩で持ち帰ったという鐘楼があり、その位力持ちであったろうことは想像はできるが恐らく嘘だろう。
春の雪解け時期と違っていまの季節では、滝の水も非常に少ない。
鰐淵寺を後にカーナビに伝説の稲佐の浜を入力したら下図のような位置関係だから理解できるが、これまた車のすれ違いも殆どできないような酷い山道(2~3)が一部にあったが、僅20分足らずで到着した。
左上の写真は図の1と2の中間地点のもの。右が稲佐の浜。出雲大社より徒歩3分だから前日見ておけばよかったようなものだが、やはりきれいな日本海は日中の眺めがよい。
さて、観光の最後は世界遺産の石見銀山である。石見銀山世界遺産センタ―に車を置きバスで遺跡近くの大森まで行き、そこから左に 1.2km を登坂すれ
ば遺跡、右に 0.8km
下れば古い町並みとなっている。highdy は時間節約のためレンタサイクルを2台借り、うち1台を電動アシストにして時々交代して登坂、坂を降りて町並みもすべてレンタサイクルで回った。長い登坂が続くので電動アシストは大いに助かった。
約500m程度の洞内(左の写真)はとても歩きやすかった。
町並みは下のスライドショーでも解るように閑散としている。何故なら土日しか営業しない店が多いためだそうで、世界遺産になってもお客さんはお金を落としてくれないという事実を物語っている。
一部は時間の都合で割愛したが旅行目的の所はすべて行った。
最後に観光客を全くアテにしないことで有名な萩市の道の駅「萩しーまーと」に立ち寄り食事とお土産を買って帰ることに。ところが何たることか、到着した18時30分にはすでに閉店していた。通常4時間から4時間半かかる道程を3時間半で走って行ったのに…。やはり観光客は歓迎されていない。highdyの情報確認漏れに少々問題があったと反省。萩から宇部までは、萩往還道、山陽道、山口宇部道路で1時間半で別宅に到着。
24日~29日の間の走行距離は、1,250kmで思った程走っていない。全国的に道が良くなり無駄な走行距離が減ったのが理由だろう。このブログにすべては報告していないが、総体的にとても楽しい旅になったので満足である。
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