先月の24日から鳥取に行き2日間の大学の授業を終わって26日に紫陽花と合流、鳥取・島根と観光し昨日埼玉に戻ってきた。お天気男が自宅についたから、今日は予定通り(?)雨になった。
今回の授業は、勉強もできて記念になるお土産も沢山出来て嬉しかった。
3次元CADは時間が足りないくらいで、3Dプリンタの加工品も人数も多いので一人40mm角以下のものという制限があったが、ドライバーは、重いが実用性もある。でも殆どの皆様は記念として保管し、実際にはきっと使わないだろう。また、キーホルダー(上の写真)に使える地球儀は透明アクリルを2回染色し、色を出しその上に放電加工したものである。
運よく抽選に当たり、定員いっぱいの15人中に潜り込めた。比較的に若い方々もおられたが、約3分の1は女性であることに驚いた。鳥取大学構内の紅葉もきれいだった。
大学の工学部では「ものつくり教育実践センター」で Solidworks という3次元CAD
(Computer Aided Design=コンピュータ支援設計)の講義、3Dプリンタの実演、デザイン思考の紹介など座学や実習に楽しい勉学のひとときを過ごすことができた。
CAD操作に関しては highdy が得意のCADとは異なる初めてのもので、余分な知識が邪魔をして若干の苦労をした。それでも教授の適切な指導のお蔭で何とか3Dプリンタに打ち出せるものできた。(下の写真は40mm角程度のコーヒーカップが出力された状態。)
実習授業では、マシニングセンターをはじめとする数値制御の各種工作機、放電加工機、あるいは一般的なボール盤やバンドソー(鋸)盤、旋盤など見るだけでなく、自分で操作して加工もした。旋盤を使ったのは、卒業研究以来だから実に約50年ぶりになる。最も時間を要したのは、手作業の加工である。9mmの鋼板に穴をあけ、それにM8×1.25ピッチのタップ加工(雌ネジを切り)する。それに合うネジを丸棒を切断、面取り、ダイス加工(雄ネジ切り)して製作する。また、上の写真のようなドライバーも製作した。一見黄金のように見えるが、実はドライバーの取っ手は真鍮である。六角棒を切断、旋盤加工、放電加工でビット(先端部分のこと)と同時に穴あけ、ピンを通して鉸(かし)め、ヤスリ掛け、サンドペーパーも180番から320番、600番と段階的に仕上げ、最後は研磨剤で磨いてご覧のように金ピカに仕上げる。手を真っ黒にしての大奮闘である。素晴らしい見本に負けないようにと、皆一生懸命で頑張っていた。
この種の手作業仕事になると highdy の得意分野(特に口だけは…)でセンター職員(指導教官)とともに教える側に立てる。highdy はどの作業でも一番早く終わったので、女性に対しては、手は出さないが口先で丁寧に特に優しく指導、「ここは先生がいるから大丈夫だ!」とセンター職員が通り過ぎていく。
授業の2日目の午後、鳥取空港についた紫陽花は、空港で「近いから…」(1.6km程度)とタクシーの乗車拒否に遭い、仕方なく重い旅行バッグを引きづりながら大学構内に到着この噴水の周りで待っていてくれた。
観光協会は親切に資料を送って下さったのに、この運転士は、一気に鳥取の評判を悪くしましたね。
敢えて、タクシー会社名は公表しませんが・・・。
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