吾輩(スパイカメラ)が同行

 吾輩はキーホルダー型ビデオカメラである。主人は highdy である。いつも他のカギ仲間と共に主人のポケットの中に居ることを強いられている。

主人は自宅と別宅のそれぞれのキーホルダーを所有している。吾輩は主人が大学関連のすべてのデータを持ち運ぶmicro-SDカードをUSBに変換して使うアダプターを相棒として共に繋がれ、いつも我々はそれぞれのホルダーを付け替えられて行動をともにしている。

主人は卒業以来55年ぶりになる中学校の同窓会に今夜出席するのが主な目的らしい。その後週末から鳥取大学工学部での授業に2日間出て、紫陽花と合流し鳥取・島根を観光旅行、萩を経由して宇部の別宅に戻り一旦埼玉へ。さらに、一週間後には四国一周旅行と精力的に動き回る予定のようだ。

 吾輩は昨日、自宅から別宅へ移動の主人にお伴した。別宅のキーホルダーはリュックに投げ入れられ、吾輩は口も聞いてくれない相棒と一緒に主人のブレザーのポケットで出番を待った。

機内のアナウンスで4,000フィート余り、つまり12,000mの上空を飛行するのは約1か月半ぶりである。とにかく今日は天候が良い。夕べは餌の電気もたっぷり頂いたし、羽田を飛び立つ時(下のビデオ)から真っ青な空に気分も爽快である。さすがに噂のお天気男だ!

主人は吾輩を Amazon で1,000円で入手したようだが、正規の販売店では3,000~4,000円で販売されている。メモリーは32GBまで対応しているので、ビデオでも5~10時間以上は平気である。写真を撮るだけなら気が狂うほどの枚数でも気にしない。(SDカードの容量により、撮影モードにより、画像やビデオ、音楽の収容曲数も大きく変わる。)

でも普通のカメラと違って覗き込んでの撮影ではなく、メクラ滅法に構えて撮るから構図には自信がなく吾輩は遠景は苦手な部類である。慣れないと使いこなせない。それに、機内の2重窓からとなると特にそうである。瀬戸内海上空では、やれ関空だの、淡路島だの、小豆島だの、瀬戸大橋だのと忙(せわ)しく撮影しては、乱暴にポケットに投げ込まれるので、少々疲れてしまった。挙句の果てに、瀬戸内海でのショットはどれも気に入らないと、主人に捨てられてしまった。

 着陸前に降下を始めると、遠くには秋になってでき損ねた尖った入道雲のようなものが随所に見えた。それでも気流状態は良く、北九州近くの上空から揺れることもなく山口宇部空港の滑走路スムースに降りた。着陸前にまた吾輩の出番(上のビデオ)となった。

主人は学力、地位、名誉やお金よりも健康が大切が口癖のようである。そのくせ学ぶことを趣味や遊びと同じように楽しんでいるからチャンチャラおかしい。だが、「健康が大切」というのは当たっている。吾輩も健康でいる限り、主人の旅行にいつまでもお伴できることが嬉しい。多くの吾輩の仲間は便利グッズ展示室に鎮座するモノのように、主人の現役時代から活躍しているが健康を損ねてこの世を去ったモノも多い。

 

人生を楽しく生きるには、五体満足、健康が一番である。

 


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コメント: 4
  • #1

    みつば (火曜日, 21 10月 2014 23:17)

    お帰りなさい。
    ビデオ拝見しました。
    きれいに撮影できるのですね。
    とても良かったです。
    ありがとうございました。

  • #2

    フクハク (木曜日, 30 10月 2014 20:23)

    お久しぶりです。
    天候に恵まれ、動画が良く撮れてますね~
    旅行に行きたい気分になります。

  • #3

    highdy (土曜日, 01 11月 2014 15:41)

    みつばさん

    いつもありがとうございます
    映像がブレていますが、実際の編集済みのものは全くブレていません。アップロードしたらご覧のように見にくくなってしまいました。

  • #4

    highdy (土曜日, 01 11月 2014 15:45)

    フクハクさん

    いつもお天気男なので、ラッキーなことが多いです。
    コメントの返しが遅くなりましたが、昨日旅行から帰ってきました。2週間ぶりの我が家です。
    でも、また、11月7日から旅行に出かけます。