やった~! 直った~!(プリンタ修理)

 このところ部屋の整理をしていて不要と思われるものを少しずつ捨てている。いわゆる身辺整理だが、別にいつでも死ねる準備をしているわけでもない。年を重ねると徐々に片付けが億劫になると同時に下手になるので、元気なうちにと思っての行動である。

 約半年前の大学の試験勉強中、自宅のプリンタ(上の写真、灰色)の調子が悪く、直している余裕もなく、新しい WiFi機能も備えたもの(同、赤色)を購入した。WiFi の iPad や無線LAN接続で使ったり、古いPCでも有線で使えるので便利である。

 が、壊れた プリンタをどうするか思案中であった。古いとは言え、CDやDVDのレーベル印刷、名刺や写真はもちろん、USBやSDカードからの直接印刷など数々の高機能を誇るものである。故障の原因はプリンタヘッド部で、「プリンタヘッドの種類が違います 正しいプリンタヘッドを装着してください」(上の写真)や「プリンタヘッドが装着されていません」などと、いい加減な(そんな馬鹿な! ありえない)エラー表示が出る。

ネット上で検索してみると、メーカーに修理相談したら無償でヘッドを交換してくれたとか、新品のプリンタに交換してくれたなどという記事もある。どうやら欠陥部品又は故障しやすい部品らしく、無償で修理をしても、メーカーにとってはインクを繰り返し買ってくれれば十分に元は取れる。

もっとも、お客さんがいつまでも純正インクを買ってくれるとは限らない。いまは、純正に負けない互換インクも出回っている時代。

この業界はプリンタ本体を格安で販売し、インクで儲けるシステムになっている。この種のものは多く、水道のフィルタなども同様のシステムである。一般的なものはインクセットを4~5回買えば、本体が買える価格設定であり、バーゲン用の安い機種なら、インクセット2回分である。昔お世話になったことのある業界の裏話を持ち出すと、大きな問題になるのでこの辺でやめて本論に戻ろう。

 プリンタヘッドを取り外し、ネット上の情報を参考に徹底的に清掃をした。この部分はとてもデリケートな部分で気を付けて扱う必要があるが、予め故障の頻発が想定される部分で、簡単に取り外しできる(右の写真)構造にするのが常識であろう。

取り外しにかかると、設計者でもある highdy として実に素晴らしいアイディアが使われていることに感心。一応廃棄を覚悟しているので思い切った洗浄処置で挑戦。

先ずは接点クリーナで電気的接続の改善を試みるが、結果は変わらずプリンタヘッドを認識しない。

こうなったらアルカリ洗浄でと重層溶液で拭いてみる。見かけはかなりきれいになったが、噴射ヘッド部の汚れはそれほどきれいにならない。まだ「プリンタヘッドの種類が・・・」と、受け付けてくれない。

今度はアルコール除菌剤があったので、これで何度もヘッド本体周辺、噴射ヘッドや電気接点を徹底的に磨いた。

 やった~!

 直った~! 

正常に認識してくれた。しかも、純正品ではないインクカートリッジを取り付けてである。

写真のカラーコピーをしてみたが全く元通り正常に使える。PCからのテスト印刷でも問題なし。 

          今回活躍してくれた諸君

左から接点復活剤、重層入り洗剤、アルコール除菌液の面々。別宅にも2台のプリンタがあり1台眠っている。そのうち荒治療で叩き起こしてやろう。


何でも挑戦してみるものだ。

 


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コメント: 2
  • #1

    skmituba (月曜日, 06 10月 2014 21:38)

    こんばんは
    わたしのプリンターも先日 
    ヘッドを交換の指示が出てきて
    印刷出来なくなりました。
    ヘッドを取り外して つけなおしてみました。
    つけなおしただけなので
    すぐには 確かなおらなくて
    諦めていたところ
    数日たって 電源をいれたら
    反応して きちんと印刷ができるように
    なっていました。
    それ以来 おそるおそる使っていますが・・・
    ハイディさんのように
    きちんと直していませんし
    インクは互換性を使用しています。
    このせいかとも思ったのですが?
    プリンターの寿命なんでしょうか。
    ただいまドキドキで使用中です。

  • #2

    highdy (月曜日, 06 10月 2014 22:06)

    みつばさん

    そうですか、同じような現象でお困りの方が多いですね。
    プリンタも長い間使っていないと、ヘッドの部分のインクが奥の方まで完全に乾いてしまい、その状態を何度も繰り返すとインクが固まって目詰まりを起こします。
    私も紫陽花に時々、「何かカラーコピーをしておいて…」とお願いするのですが、そんな必要性がなく忘れるようで、数か月も使用しないことが何度も続きます。
    新しいのも同じ運命になるかも知れませんが、清掃のコツが判ったので今度は大丈夫でしょう。
    特に写真の前面の噴射口を徹底的にきれいにするのに時間がかかりました。