自家製と言えるほどの代物ではない、とても簡単なものである。
以前にも書いたことがあるが、我が家では自宅で30年以上も自家製のヨーグルトを作り続けている。うっかり、種菌まで食べてしまって嫁(これは万が一に備えて保険がかけておくことを意味する)に出した菌に里帰りしてもらったことも数回あったが…。最近では別宅でもその菌を使って、もう4、5年作っている。
一般に市販のヨーグルトを購入して培養しても、いろんな添加物を使っているので菌が弱く、数回作ると出来が悪くなる。
が、最近週に3本の割合で配達してもらっている「R-1」という商品名のものを使ってみると、案外うまくできる。これはブルガリア菌の一種だそうだが、どうやら添加物が少ないようだ。
作り方
500CCのペットボトルに成分無調整の牛乳を400~450CC入れ、上記市販品を1/3~1/2程度入れるだけ。
蓋を密閉にせず、軽くゆるくしておく。
今の時期、居住地域や室温にもよるが空調のない部屋ならほぼ1日でできる。
35℃程度なら4、5時間、通常夕方セットすると朝にはほぼできている。
ボトルを傾けてみて液面が殆ど動かない状態なら出来上がりである。この状態になるまで、冬場などでは3日も4日もかかることがある。
あとは冷蔵庫に保存しておけば、1か月近くは問題なく保存できる。毎回少量を残して牛乳を注ぎ足して振ってから放置すればよい。
一見固まったように思えるが、良く振ればトロリと流れ出る。若干の酸味があるので、シナモンシュガーやバニラシュガー、理想的には液糖(オリゴ糖やシュガーカットなど)や各種ジュースなどを混ぜたり、フルーツと一緒に召し上がるといいだろう。
多少のダマができるが、「ケフィアヨーグルト」のような固いダマではなくゼリーより柔らかいものなのそのままで食べられるし、かき混ぜるとすぐに溶けてしまう。
highdy が作っているものは「カスピ海」だが、留守中3か月も冷蔵庫に放置しておくので、菌が弱り、固液分離したり若干褐色液が発生するが、新鮮な牛乳を加えてやると、いつもすぐに復活している。
参考までに、ヨーグルト菌は熱に弱いので65℃で30秒程度で殺菌されてしまう。
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