自称「メカ音痴」の主婦でもできる外付けHDDのお話
無料でここまで教える教室か?と思われそうだが、highdy の教室はそんなユニークな教室である。
Microsoft 社の Windows XP のサポートが終わり、新しいパソコン(PC)の導入と共に古い XP PCを廃棄処分する人も多い。しかし、個人情報漏洩が心配で捨てられない人も多い。
信頼できるお店なら安全に処分してもらえるが、それでも何となく心配症な人が居る。ならば、PC内のHDD(ハードディスク)をハンマーか何かで一撃、機械的に壊してしまえばいい。とても簡単なことである。
が、それは資源的にとても勿体ないことで、有効利用できるものは活用するのがベターである。中でも最も簡単に利用できるのが内臓HDDである。デスクトップPCなら光学ドライブ(場合によってはスーパーマルチドライブ)も外付けドライブとして再利用できる。これらの利用には若干のパーツを購入する必要がある。
内臓HDDの場合、ノート型とデスクトップ型でサイズが異なることが多いが、前者では2.5インチ、後者では3.5インチの場合が多い。また、古いPCのHDDはIDE(アイデーイー:パラレルATA)タイプで新しいPCでは SATA(サタ又はシリアルアタ:Serial ATA)が使われている。それぞれ幾つも規格があり詳細は割愛するが、SATAの方が小さなケーブルで接続でき高速処理が可能な特長をもつ。市販品で両者を自在に接続できるケーブルも安価に売っている。また、それら内臓HDDを簡単に外付けHDDとして利用するために、コネクタ、USB変換ケーブル付きケースが500円弱~2,000円弱で作業工具まで付属して沢山売られている。
今回はパソコンの裏蓋など開けたこともない highdy の無料パソコン教室の卒業生を唆(そそのか)して(本来の意味は悪い方に、「その気にさせる」ことだが…)外付けHDDを製作してもらった。と言っても僅か数か月余り熱心(?)に勉強して頂いただけの還暦間近かの主婦の不安を払拭するための提案である。
自称「メカ音痴」の主婦なのだが highdy の口頭説明だけで手助けは全くなく、 IDE か SATA かの見極めをリモート画面で判断し、部品の購入先を紹介しただけ。全て独力でやってもらった。ケース組み込み後 HDD のフォーマットをしてすべて完了である。
何も作業はしなくても、一度でも裏蓋を開けたことのある方ならHDDの取り外しまでに5、6分、ケースへの組み込みが2分程度と、締めて10分もあれば楽にできる作業であるが、初めての方ならもう少しかかるかも?。捨てるPCがあったら是非チャレンジしてみて頂きたい。
なお余談だが、IDE、SATA の両用のUSB変換ケーブル(電源を含む)を一式持っていると、あらゆるPCのHDD、光学ドライブに電源を送ったりデータの読み書きに便利である。
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