自宅の玄関先には、木の切り株が二つ置いてあり、そのうちの一つには焼き物の花器がある。ほぼ一年中庭の草木や家庭菜園から花を切ってきて何かしら投げ入れてある。
特に樹木を剪定した時に、梅、椿、柚子、三つ葉ツツジ、満天星(ドウダン)ツツジ、姫空木(ヒメウツギ)等々、花や蕾がのついているものをゴミに捨てるのは可哀想なので、暫く「投げ入れ」として生けておく。文字通りの投げ入れで手入れも何もせずただ水に浸しておくだけである。
上の写真は一週間前の満天星ツツジ、足元はランの一種だが名前は知らない。花や蕾が少しだけついていたが今見ると満開になっている。
今の時期は生垣のものも下の写真のように満開で、白色がきれいである。それらに囲まれて三つ葉ツツジのピンク色も引き立てられる。
根っこを見てみると、根は無いのにしっかり水を吸って生きている。
ところで、実は家の中でも投げ入れたものがとんでもないことになっている。下の写真は蔓梅擬き(ツルウメモドキ)である。
冬場の2か月余り前から、階段の上り口に二つの花瓶に1本ずつ蔓梅擬きが挿してあった。重石の代わりに一応水は入れてある。
10日程前から青い葉っぱが出始めた。おやおや、凄い生命力だなぁと感心…、だったらというわけで液体肥料を200倍に薄めて少し加えてやった。10年以上前に買った我が家にある唯一の化学肥料で、花瓶に生ける花以外に一切使わない。庭の草木も家庭菜園も完全無農薬・有機肥料(生ゴミによる自家製コンポスト)栽培が我が家の主義である。
すると驚いたことに、1週間前には緑の玉が沢山ついた。それだけでも驚いていたのに実は蕾だったらしく、昨日気がついた時には花が満開になっていた。
ご覧のように、僅か数ミリしかない白い可憐な花が見事である。こちらも根っこを見てみるが根は全く出ていない。
自然は逞しい!私たちも見習わなくてはいけないようだ。特に最近の子どもはひ弱(よわ)な者が多い。原因は言うまでもなく、その親を育てた我々世代にあるのだが、我々や親の責任ばかりではなく教育(つまり、行政)の責任も見逃せない。
近くの中学校のキャッチフレーズの一番目に「家庭でしっかり躾」とあるが、子どもを産んでも正しく育てられない、躾もできない親が増えている。自らが成長していない、言わば子供が子どもを産む現象が起きている。
自然の逞しさに対し人間のひ弱さ、いつまでも人間は自然には勝てないのが宇宙の真理かも知れない。
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Fae Gillie (金曜日, 03 2月 2017 04:39)
Today, I went to the beach with my children. I found a sea shell and gave it to my 4 year old daughter and said "You can hear the ocean if you put this to your ear." She put the shell to her ear and screamed. There was a hermit crab inside and it pinched her ear. She never wants to go back! LoL I know this is entirely off topic but I had to tell someone!
highdy (金曜日, 03 2月 2017 08:56)
Thank you for your visit. It is a nice story.
The events on the coast will be good memories for both you and her.
Tyron Veillon (金曜日, 03 2月 2017 20:55)
Whoa! This blog looks exactly like my old one! It's on a totally different topic but it has pretty much the same page layout and design. Outstanding choice of colors!
highdy (金曜日, 03 2月 2017 22:21)
Thank you for visiting.
The design of the blog has not changed since the beginning except the color and background.