またしても美味しい料理に舌鼓を打ち、夜が明けて今日は絶好の行楽日和。部屋から夏の鵜飼の船が寂しく錦川に浮かび、未だ紅葉していない山の頂上に岩国城を望む風景が見える。
8時半には早々にチェックアウトして行動開始、先ずは佐々木小次郎の銅像の前でロープウエイ乗り場と岩国城をバックにパチリ。
錦帯橋からはアユの真っ黒になった大群を見ることができた。写真(上)の中央は泊まったホテル。近くの白蛇観閲所に行って天然記念物の白蛇を見るが、真っ白な肌に真っ赤な目がとてもきれいで可愛く感じる。
年間250万人の観光客を迎えるという岩国市は財政が豊かとみえ、観光資源にも非常にお金をかけて整備しているようだ。
ロープウエイから城までは健脚なら10分足らずだが、階段の多い道と緩やかな勾配の道と2種類ある。登りは階段道、帰りは平坦な坂道を歩いた。天守閣では殿様気分で現代の庶民の生活を見下ろして見る。(左の写真)ロープウエイ乗り場の仕掛け時計がタイミングよく作動し、楽しい童謡を聴くことができた。(左下の写真)
宇野千代が自分で再現した生家があり、その庭から眺めている時、右上の写真の光景に出くわし一瞬「ドキッ!」とした。たまたま見るアングルによってできたものだが、実は写真が飾ってあったものが縁側に座る宇野千代に見えたのである。
その机の前に座って庭を眺めてみた。彼女の複雑な人生を振り返ると、こちらまで複雑な気持ちになってしまう。彼女の人生は人によって好き嫌いがかなりはっきり分かれるので評価も異なる。旅行に行ってまで他人のことを考えるより、自分の人生を大切に有意義に生きることの方が大事である。
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