神社に参拝する前に記念写真を撮っていると、被写体になっていた義弟夫婦や紫陽花が私を見てクスクスと笑っている。そのうち周りの人の笑い声も大きく聞こえ始めた。
どうやら highdy の後ろで事件は起きているらしい。あまりに皆が笑うので後ろを振り返ると鹿が私のリュックにぴったりくっついてを嗅いでいる。(お菓子が入っていたので)食べ物の臭いが気になるらしい。「ダメだよ!」と顔を背(そむ)けさぜたが、今度は手が気になるらしくて離れない。それもその筈、先ほど「もみじ饅頭」の出来たてを試食をした残り香があるらしい。それに山羊と同様に紙を食べるので手に持つパンフレットも気になって仕方がなさそう。周囲はますます大声で笑い始めついには爆笑になった。
厳島神社には修学旅行の学生もいて、社会科の教師らしき方が一生懸命に歴史にかかわる物語、神社の構造などを説明していた。神社の参拝の後、弥山に登るロープウエイ乗り場へ向かう無料バスも出ているが徒歩で向かう。健脚なら15分足らずで歩ける。ロープウエイから見える景色は薄曇りのためはっきりしないが眺めは良かった。紅葉にはまだかなり早い。ロープウエイを降りてから山頂までは約30分で行けるが、義弟夫婦にややきつそうに見えたので彼らのペースに合わせ、途中で休息をしながらややゆっくりと登った。
頂上からの帰り道は、同じ道ではつまらないので少し遠回りだが別のルートで降りた。20分間隔で運転するロープウエイで再び麓に下り、5重の塔へ。そしてフェリー乗り場に向かう途中、海を見るとかなりの引き潮で浜辺が歩ける。が、大鳥居まで歩ける状態になるまでは、まだ1時間以上要する感じ(左下の写真)で諦めた。
浜辺に降りて午前中の潮の位置(右下の写真)を確認。観光時には当日の潮の干満と訪問時間を合わせないと、満潮時と干潮時の景色を堪能することはできない。潮の干満表があるのでよく調べていくといいだろう。
赤い傘を先導に神社で結婚式を挙げ、人力車で披露宴に向かう幸せなカップルの後をモーニングを着たちびっ子が追う。その後ろを親族らしき方々がぞろぞろと…のひとコマ。
ほぼ予定通りのスケジュールをこなし、一路岩国に向かうこととした。
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