岡山城と後楽園をゆっくり観光し路面電車で岡山駅まで戻り、軽く昼食を済ませて新幹線からローカル線の乗り換え口で義弟夫婦(紫陽花の妹夫婦)を待ってジョインし倉敷に向かう。
目的地は美観地区である。同地区がきれいに見えるのは何故だろう? 理由は明快で倉敷美観地区がきれいに見える理由は三つある。
①電柱が無い。②テレビのアンテナが無い。③新しい大きなビルが無い。
すなわち、条例でこれらが禁止されているそうである。
最近日本各地に流行っているが、電線を地中の専用溝に埋設、テレビはケーブルテレビにしてアンテナをなくし、建物の新設や増改築に条例で厳しい制限を加えたり、一般車の乗り入れも制限、町内を人力車が走り、川に観光用の船を流している。
上の写真はこの地区のほぼ中央を流れる川で観光案内書には必ず使われる風景の一つであるが、実際にこの川船に乗って目線を変えると、また趣の異なる風景を楽しむことができる。天候などの影響もあり予約はできないが、乗船料金は安く300円/人で船頭の観光案内つきでおよそ30分程度楽しめる。
この地区は紅葉を楽しむ景観は殆どない。歴史的経緯や歴史的建物、及びそれらの景観、博物館や美術館などが主な見所となる観光資源である。小さな路地に入ると、庶民の文化、瀬戸内海的産物である各種食品やガラス細工、衣類などメインの通りと少し変わった土着の文化に接することができて面白い。歴史的な商店街も裏通りにある。
午後2時半頃、美観地区入り口に戻ってきたら瞬間的にひと通りが全くなくなった。(左の写真)季節的には影響されにくい観光地で、外国人がやたらと多いがその理由は判らない。下の写真にも見られるように、テレビドラマその他で取材も多い町でもある。
本日の予定はまだ終わらない。岡山~倉敷~瀬戸大橋~今治(宿泊地)が予定のコースだからである。最近はレンタカーもサービスが良く、指定の場所まで送迎つきである。指定場所まで可愛い女性が迎えに来てくれて、なんだか得した気分になる。レンタカーを借りて倉敷を後にし約2時間半で遊びながら瀬戸大橋を渡り、しまなみ海道に近い今治の宿まで走る。途中の島のパーキングエリアで休憩し、ドライバーを紫陽花に代わる。
この橋は10年以上前にJRの電車で渡ったことはあるが、自分で車を運転して渡るのは初めてである。夕刻5時過ぎには全ての予定を消化して無事目的のホテルにチェックインでき、やっと初日が終わった。
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