伊豆の国市と言っても、耳慣れない方も多いだろう。
2005年(平成17年)4月に伊豆長岡町、大仁(おおひと)町、韮(にら)山町が合併して伊豆の国市になったもので、「温泉」と言えばこの辺りでは、長岡や修善寺が有名なところである。新潟県の長岡と間違いやすいので「伊豆長岡」と称していた。
その長岡の温泉が常宿(定宿)である。部屋まで決まっていて、離れに3つの部屋があり113号室は指定しなくても、予約する紫陽花を宿が覚えているようである。いつも紫陽花の妹夫妻と一緒に泊まるが私にとっては2年振りの長岡温泉になる。私が居ない時は親族の誰かが代わりに泊まっている。泊まる側も同じ部屋だと、宿内の移動もいろんな施設の位置関係が判っていてラクである。料理は特別豪華ではないが、地元のものをふんだんに使い、野菜も魚も鮮度がよく味は判っているので安心。いつも何かをオプションで頼むが、今回は伊勢海老が1匹丸ごと入った味噌汁(1椀700円)。体長にそって二つ割にして食べ易くしてあるが、蟹の味噌汁とはまた違った格別の味がした。
柿の好きな highdy は、宿の庭の柿が気になったが熟(う)れ加減は自宅のものと変わらなかった。朝食でお腹を満たした後は土産を昨日紹介した店で買うのみ。海沿いの道を沼津方向に走る。日曜日の朝なので登り方向はすいている。途中長岡に1軒しかないという親戚の豆腐屋さんの前を通る。結構評判が良いようだが、大抵は素通りである。たまに立ち寄るが余りサービスされると寄りづらくなるものである。親しいだけに付き合いは難しい。
それにこの周辺の車の運転は地元に詳しい紫陽花に任せているので、車内では気楽に寛げる。いつもながら自宅への土産が多く、アッと言う間に40Lしかない車の冷蔵庫はいっぱいになってしまう。
お土産を買った「みなと新鮮館」の入り口に水槽があり、いろんな地元で網にかかった面白い魚を飼っているが、ちょうど小判サメを追加するところで本物の写真(下)を撮ることができた。この吸盤が面白い。
帰り道は新規ルート開発のため、東名海老名JCTから圏央道に入ってみた。現在は相模原愛川ICまでしか使えない。事前調査済みだがまだ全線開通していないため、八王子IC間が一般道経由で使いものにならないことを確認した。これが開通すると都内を走ることなくなるので、従来の走行ルートより15分~20分以上短縮されそうだが、遅々として進まないのがお上の仕事、というか、周辺住民の同意が得られないのが実情なのだろう。誰でも身勝手なもので、便利は望むが自分のところに建設は反対というケースは案外多いものだ。
圏央道には狭山PAが唯一食堂のあるサービスエリアのようで、他には正にトイレ休憩のパーキングしか無いようだ。全線開通する頃にはSAも増えるかも知れない。そのうち中央道に接続すると、利用価値は大いに上がることが考えられそうである。
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