小樽を歩く(3)

 小樽は函館同様に歴史的建造物を観光資源にしている感じだが、人口はひと頃の18万人余りから今は15万人を切っている状態で減少の一途を辿っているという。街中には右のようなすでに使われていない建物があり、下のような説明書きがある。最近の不況と重なり産業らしいものも少なく、寒い北海道の各地は財政的にも寒い所が多い。

有名な「オルゴール堂」一つとってみても素晴らしい歴史的遺産といる建造物で、こんなところで見とれ、聴き惚れていると時間は観光時間は幾らあっても足りないからパス! またの楽しみにとっておいて急ぎ足でさらりと回る。そうは言っても、ついつい見とれて時間が過ぎる店も多い。

歴史的建造物は数10棟は裕にあり、全て紹介していると大変なことになるので、ごく一部を以下に全画面表示のスライドショーで示すにとどめる。詳しくは観光協会の資料で「観る・遊ぶ」を参考にされるといいだろう。

上の最後画像に写る後ろの一部の女生徒は修学旅行で来たらしく、人の好さそうな老人に見えたのか約10人程の生徒に囲まれ、沢山のカメラを預けられた。何年前からか流行っている自分撮りなどのシール写真交換にでも使うのだろう、1枚撮る毎に皆でポーズを変えて次から次へ。背景は当然の如く看板に見える「小樽オルゴール堂」である。

南小樽方向に延びる観光地を1km位かな(?)歩くと、「北一硝子」エリアに入る。行く店、行く店ガラスショップ、それぞれ特長のあるものばかり並べた店がこれでもかと数多く続く。

折角だから私用のお土産にと、① 飲み口が反っていて、② 耐熱ガラスで、③ 180mlは楽に入りそうな、④ 明るいイエローブラウン系の色のグラスで、⑤ 予算は5,000円以下を1個だけ買おうとしたが、予算は別としても要求仕様が厳し過ぎて約10軒歩いたが見つからなかった。

ところが探せばあるもので、最後の最後に「北一硝子」アウトレット専門店に、他店で(要求仕様は若干合わない)類似品を買うと3,000円~4,000円はするものを半値近くで売ってくれた。思わず「ラッキー!」と叫んだ。

中国人のベテラン店員が流暢な日本語で詳しく説明してくれたが、素人には絶対に判らないB級品である。中国人観光客も多いことから、店員にも中国人が配置してあるなど流石である。しかもアウトレットに・・・。

我が家では東日本の大地震以来、漆器を食器に多用するようになったが、お茶・コーヒー・ビール・ジュースなどの容器もこれまで大切してきた何千円もする湯呑みやカップを常用することにした。飾っておいても割れたら元も子もない。それぞれの思い出を馳せながら使った方がより楽しく、美味しく感じるからだ。

明日は小樽の最後のご報告になる。

 

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