昼食後ホテルで1時間休息し、翌日の行動予定を決めた。
当初は一週間前からレンタカーで函館から小樽に向かう予定でいた。2人で行動する場合列車より若干安くつくし、自由度もあるからだ。列車は苫小牧を回って大回りで行くが、車の場合は近道があり高速道路も使わなくてもいい、所用時間はほぼ同じである。しかし、紫陽花は列車の方が楽だからと言う、それに翌日は天候も曇りだとのこと、曇りだと北海道の場合、霧が出て良い景色も期待できない。というわけで、9時半頃の特急で小樽までの切符を手配した。函館は途中駅でなくターミナルだから乗降客も多い、その上修学旅行も多くごった返していた。翌日の段取りができたから、午後はじっくり残りの見所を歩きまわることにした。
駅前から電車の終点「函館どっぐ」まで行き、端から行き当たりばったり、次から次へと史跡を見て回る。古い歴的建物の他に観光に力を入れている市の史跡表示がやたらとあちこちにある。全画面で見た方が見やすいので、スライドショーにしておく。
函館には20種余りの散策コースがあり、すべてじっくり見ていると概ね5日程度は必要になってしまうので、ある程度は的を絞った観光が必要である。
何処のどなたか知らないが突然に近寄ってきて、「ご主人!要らぬお世話ですが・・・」と、撮影スポットとアングルに関して、5点ばかりのアドバイスをくれた人が居る。右の写真は、昨夜行った夜景を眺めるスポットである「函館山を何の障害物もなく撮影できる場所は、ここ以外には他にない!」と教えて頂いたところから見たもの。
左の写真も言われたアングルだが、青函連絡船の「摩周丸」が記念館として係留されている。夕刻で時間的余裕がなかったことと、船は国内外であちこち内部を見ているし、様子も判っているから乗船はやめた。
街のあちこちに上のような凝ったベンチが沢山見られる。観光に力を入れている行政の姿が浮かぶ。
本州ではとっくに終わった花(花カイドウ?)が今を盛りにと咲いている。
港で釣りをしている老人としばし歓談、朝市のあるエリアで魚を見ながらホテルへ急ぐ。烏賊(イカ:左下)も種々雑多な魚(右下)も観念したのか、大人しく泳いでいる。
日も暮れてホテルから見る函館駅前も薄暗くなってきた。
今夜も豪華な夕食(?)の時間がやって来た。今回の旅は宿で夕食を摂るのは初日だけ、朝食以外はすべて外食の計画。理由はもうお分りだろう、地域の美味しいものを食べるためである。
グルメショップの密集地を店員を冷やかしながら、何を食べようかと探して歩くのも楽しいもの。
サッポロ・クラシックを飲みながら、手当たり次第に美味しいものを食べる贅沢、やはり旅費や宿賃をケチっても、食べ物をケチると旅は楽しくなくなるので、この点は譲れないところ。
初日は部屋食で温泉にのんびり、2日目は観光と外食に主眼、3日目は観光と宿(ロケーションと宿の品質)に主眼と、いろいろ趣向を変えた計画にしたつもりである。明日は小樽へ。
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