函館を歩く(1)

 函館は北海道の開拓の始まりであり、江戸幕府も函館にて終わり、新しい日本の夜明けを迎えることになった地でもある。坂道がやたらと多く、路面電車が長く残っていること、他国の文明が沢山入ってきたことなど、長崎と似ていることが多い。

路面電車はそれぞれ広告表示によりカラフルなもの何種類もある。自動再生に見るものはそのごく僅かな例であるが最も古い初期のオール木製のレトロ車両から最新型までさまざま。


路面電車やバスは市営の交通機関で、2日間有効のフリーパスを購入(1,700円)すると市電も市バスも乗り放題。偶然にも初めて乗った路面電車がたまたまキャンペーン中レトロ車両天井から窓枠、床まですべて木製(左上)で、紫陽花が閉めているのはカーテン代わりの木製ブラインド扉(右上)、つり革や照明器具(下の写真)も懐かしい。車両の前後間にロープが張られ、木製の握りを引いて合図をする仕組みになっている。この車両のみ運転手と車掌の2名乗車方式である。


以下に、何10種類もあるごく一部を示す。最後が最新型である。

最初の宿は有名な「湯の川温泉」エリアにあり、函館駅からはバスで15分、電車の方が運転間隔が短いが30分かかる。

私は札幌から函館に行き紫陽花と函館駅で待ち合わせたが、約1時間の余裕があったので、バスで宿に行き荷物を預けて身軽になり、函館に迎えに行った。宿はネットで探して「ゆこゆこ」で申し込んだ。どういうわけか、全くプランなのにこちらの方が安い。この話はまた後にして、観光の初めは「五稜郭」から。五稜郭の傍に観光用のタワーがあり、800円出すと高いタワーの上から専門ガイドが説明してくれるツアーがあり参加した。上部の展望台には数百人以上は楽に入れる。




五稜郭(上の写真)の中央に見えるのが復元された奉行所(右上)である。下の写真で判るように、敵が一の橋、二の橋を渡って侵入してきても死角がなく、挟み打ちできる仕掛けになっている。

五稜郭はゆっくり歩いて観ると半日は時間が十分必要だが、2時間余りで終わりにした。函館に限らず観光地は何処でもマナーの良くない中国人が物凄く多い、そして大騒ぎをしていてツアーの邪魔にもなった。電車の中でも同様の光景をしばしば見る。ふと、いろんな外国で見たマナーの悪い日本人の姿を思い出した。何度も同じ日本人として恥ずかしい思いをしたことがある。

桜がきれいであったが長くなるので、次回に写真を載せることにして本日はここまでに・・・。

 

[Back]  [Blog Top]  [Next]


コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    フクハク (日曜日, 02 6月 2013 08:50)

    函館行ってみたくなります~

    木製のブラインド扉は、大昔大分~別府亀川間の
    路面電車で、使われていたのを思い出し懐かしく
    なりました。

    乗車されたレトロ電車は中々オシャレですね。

    五稜郭タワーからの眺望素晴らしいですね~


  • #2

    highdy (日曜日, 02 6月 2013 08:59)


    フクハクさん

    そう言えば私も、子供の頃蒸気機関車が引く山陽本線の客車の窓についていた記憶があります。

    函館は長崎と似たイメージが沢山ありますが、流石に北海道で広々とした感じで、長崎ほどゴチャゴチャと狭苦しい感じがなく、きれいです。
    もう一度、じっくり行きたいところですね。