東北地方復興支援旅行(その1) 飯坂温泉

 名前だけは仰々しいしが、東日本大震災以来少額の寄付以外に復興支援旅行として今年も少しばかり協力してきた。

今年は、初日は午前中は宇都宮市内の友人宅に立ち寄り、午後は飯坂温泉に行くことにした。私が友人宅にいる間、紫陽花は近くのスーパー銭湯で寛いでいる。昨年美味しい店を見つけたので、昼食はそこで食べることにした。

宇都宮市から飯坂温泉までは、高速を利用しすると2時間半近く。途中雨が降り始めたが車中なので全く問題はない。それに運転に支障があるほどの量でもない。遅めの桜を楽しみながら、予定より早めに到着、地元では有名な「ホテル聚楽」である。連休に合わせて大リニューアルの工事中であったが、私たちには特に影響はない。

部屋の前を流れる川にも春の勢いが感じられる。

食事の前にゆったりと温泉に浸かり、夕食は私の好きなバイキングである。2人連れのご婦人が私たちに花飾りのついたスペシャル(ウエルカム)カクテルを見て羨ましがられたので、紫陽花の分を1杯分けてあげたら、代わりに彼女たちが注文したワインのお返しがきて仲良しになった。彼女たちは毎年同じシーズンに来ているようである。食後は、ロビーで餅つきやサックスの演奏を楽しんだ。(下の写真)

    紫陽花 ↑    ↑ 私の席
    紫陽花 ↑    ↑ 私の席
     宿泊客が参加して・・・
     宿泊客が参加して・・・

搗き上がった餅はホテルの従業員が手早く黄粉餅にして、観客や参加者に振る舞われた。餅搗きが終わると、スペースの反対側ではサックスの演奏が始まった。30分余りだが、イージーリスニング的な曲を中心に幅広いジャンルでひとときを楽しむことができた。

翌朝は5時半頃起床、先ずは朝風呂に浸かり、ホテルの周辺の散歩に出かけた。目的は「鯖湖湯」。

元禄2年(1689年)奥の細道の途中、松尾芭蕉が飯坂に立ち寄った際につかったと伝えられる名湯だそうである。これまで全6回にわたる松尾芭蕉の跡を尋ねる旅の際に、夕暮れで駐車上もなくゆっくりできなかったので、今回改めて訪れることにした。

            ここは、飯坂温泉発祥の地とも言われているところである。
            ここは、飯坂温泉発祥の地とも言われているところである。

食事前のひと観光だが、ホテルから偶然にも近く歩いて10分もかからないところにあった。ホテルからの近道を見つけたため。


ところがホテルのフロントで場所を尋ねたが新入社員らしく、なんと知らない! こんな有名なものを? 新人教育が足りないのか、新人としての心得えが足りないのか、どちらにしても有名ホテルのマイナスイメージになるのではなかろうかと心配である。

紫陽花がゆっくりしている間に、周辺を観光、昔ながらの宿屋(右上の写真)も玄関から内部をチラ見させて頂いた。

美味しい朝食をしっかり食べ、途中休憩しなくても連続走行できるように、コーヒー、紅茶、日本茶に使うお湯も沸かしてポットに入れ準備完了。

紫陽花そんなフロントの笑い話をしながら、次の目的地に向かった。

 

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コメント: 2
  • #1

    yamayuri (月曜日, 29 4月 2013 22:13)

    飯坂温泉へですか。
    母の里から近いのですがまだいったことがありません。

    先日は三春のやわらぎ荘(ラジュウム岩盤浴)へ滝桜を見ながら行ってきました。(facebookに写真をのせました)桜でにぎわう反面道の途中に避難住宅をみてなんとお粗末なことかと思い困難さを思い知らされました。
    早く以前の生活に戻れますよう祈るばかりでした。

  • #2

    highdy (月曜日, 29 4月 2013 22:28)

    yamayuriさん

    今回の宿は、飯坂温泉(ホテル聚楽)、五浦海岸(五浦観光ホテル)のいずれも良かったです。
    それぞれ営業をしていても客足がなかなか元に戻らず、大変なようですね。

    政府の復興計画はどうなっているのやら、復興関連の組織はあるのかな? まともに機能しているのか疑問です。