以前エピソード集を別サイトに書いていたが中断したまま、年月が経ってしまった。
この度、再構成して復活させることにしたものある。既に一部の方はお読みになっている部分も多いが、親父を介護した思い出のひとつとして記録に残すためである。今となっては笑い話になるものだが、それは自分として後悔の残らない介護をしたからでもある。
自分の親だから当然のことをしたまでだが、介護される本人は口にはしないものの感謝の気持ちや私を気遣う言葉の端々からそれが感じ取れたし、あらゆる施設や親戚の多くから「まれに見る親孝行者」として私の行動を何度となく褒められたことで、自分としては満足している。
それに一つの大きな理由がある。本来なら私は両親の面倒を看なけれないけないところである。が、親父は私に何一つ迷惑をかけることなく、お袋を一人で介護をし最期を看取ってくれたことだ。その分まで感謝の気持ちを込めて、とことん親父のために尽くそうと決意したことである。
それには、我が紫陽花の親を介護する知識と姿勢を学んだこと、またお互いではあるがその協力があったことによる。もちろん自らも将来のこともあり、介護の途中ではあったそれに必要な知識の吸収に努めた。
介護という私的な作業は良くできて当たり前、何か起こると世間の非難の対象にされがちなもの。最終的に言えば、食事と下の世話に尽きるが、生きている人間であるから当然のことである。
しかし良く考えてみると、介護には体力、気力のみならず、知識もお金も時間もかかるものである。知識というものは減るものではないが、そもそも愛情が無ければどれも犠牲にできない。確かに、私も自分の生活や人生をいろいろな面で犠牲にして頑張った。世の中には、したくても十分な介護のできない人も多い。
その意味で、自分に思う存分の介護ができたことは、幸せだと思っている。
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フクハク (土曜日, 30 3月 2013 15:24)
highdyさん
こんにちは~
別ブログ拝見させてもらいます。
ありがとうございます。
highdy (土曜日, 30 3月 2013 15:38)
フクハクさん
お久し振りですね。
思いは(念ずれば)通ずるって、本当みたい!
偶然にも数時間前に、どうしておられるかなと思って、
メールアドレスを調べようとしたのですが、雑用を思い出して、そちらを片付け戻ってみたらコメントが・・・。嘘のようです。不思議ですね。
このシリーズのエピソード集は、約20回位の予定ですが、まだ、半分位しか草稿していません。本日が2回目です。ご愛読ありがとうございます。
フクハク (土曜日, 30 3月 2013 15:59)
早速拝見させていただきました。
感謝しています。