珍しいヒスイカズラを見に行く

 今日はヒスイカズラ(翡翠葛)を見てきた。連日 NHK のニュースで報道するし、初めて聞く名前でもあり、春の陽気に誘われて裏の公園に行って見てきた。

実家から歩いて僅か5分足らずだが、28歳の時に実家を出てから40年も裏の熱帯植物園には入ったことがない。灯台もと暗しとはこのことだろう。

どうやらマメ科の植物だそうで、フィリピンなどの熱帯地方に育つ変わった花をつける。藤のようにぶら下がって咲くとてもきれいなものであり、まさにヒスイのイメージが湧くババナのような形をしたものである。

ここは昔サボテンセンターと呼ばれていた所だが、一度も入ることなく故郷を離れた。時々訪れるが中に入ることはなく、いつも素通り。

温室の中に入ると、先ずはもの凄いランが出迎えてくれた。その通路を通りぬけるとサボテンエリアである。赤い花もサボテンの一種で茎には大変痛そうなトゲがある。(下の写真)

(各写真は掲載画素数制限のため、[Ctrl]+マウスホイールで拡大すると、 ボケてしまいます。)

サボテンエリアを過ぎると熱帯植物のエリアで、バナナ、パパイアなどが生きいきとしている。バナナは下の写真にもあるが、まだ青々として収穫の時期ではなさそうだ。パパイアは時期が違うのか実が確認できなかった。
流石にブーゲンビリアは満開というほど咲いている。マレーシアで生活していたころが懐かしい。いろいろ趣向を凝らし整備された園内を歩いていくと、ひときわ目立つ花とは思えないものが目に付いた。昨日も今日もテレビで見ていたから、すぐに理解できた。

そう、ヒスイカズラである。 花びらの長さは15cm程もあるかな?

園内をウロウロ、キョロキョロ楽しみながら、折角のついでだからと御本家の常盤公園をさっと眺めた。紫陽花が実家に来た時には時々散歩をするコースである。パンジーのタワーも見事なものだ。やはりプロの手入れだからであろう。

今日は、土曜日とあって訪問者も結構多い。写真を撮るのに邪魔になるほど人が歩いている。またまたついでにと、併設の遊園地の中も歩いてみた。親子連れが圧倒的に多いが、お年寄り(自分もか?)が夫婦でほほえましく空中ダンボに乗っておられる。他人のことは言えない、我々も観覧車に夫婦で乗って楽しむから。
九州では既に開花の便りもあるが、ここの桜の蕾(つぼみ)はまだ固そうだ。 同園内はジェットコースタ―を撤去し、現在は大規模な動物園の改修計画があり、あちこち工事中であった。駐車場も客待ちタクシーも春になっていつもより多い。遊園地の入口付近では、きれいなフラミンゴも元気そうである。

1時間もかけて歩いたのに、家を出てから戻るまで、たったの3,000歩しか増えていない。それほど実家の傍にあるということが言えるのかも知れない。しかも、すべて無料!! そこれこそ我が家の庭のようなもの。これだけ楽しませて頂いて無料では申し訳ないので、売店でお菓子を一袋買って帰った。いつも紫陽花と歩いた時には必ず何らかの形で、感謝の気持ちを込めてお金を少し使うように心がけている。

 

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コメント: 2
  • #1

    morio (日曜日, 17 3月 2013 08:46)

    近くにある物は、いつでもと思い、ついつい疎かにします。
    外国旅行では、動物園、植物園、水族館、博物館、時には図書館などと見るようにしました。現在はパソコンで見られる便利な時代ですが、やはり実物を見ることが一番です。暖かくなり外出も楽しい時期ですね。これからは二人で楽しめると思います。

  • #2

    highdy (日曜日, 17 3月 2013 10:23)

    morioさんの挙げておられるどれも面白いです。
    私は中でも博物館が一番好きです。
    シカゴに行った時に博物館に行きましたが、これまで見たこともない巨大な広さにびっくり、急ぎ足で半日かけて全館まわりましたが、1/3も見ることができない程でした。それに解説が英文なので瞬間的に目に飛び込んできません。解説を読む間もなく、直感で見て回っても1日はかかりそうで、じっくりみると数日はかかるほど大きな博物館でした。
    在学中の大学の学生特権を利用すると、国立美術館のかなりの数が通常展示は無料で観覧できます。利用しなくっては…と思っています。