先月、また新しいPCを購入した。
現役時代に使っていたとても軽い高級機(当時30万円近くもしたもので、いまなら15,6万円で買える)が、このところ余命幾許(ばく)ないと思われる音が出始めた。そこで貯めていたお小遣いを奮発して早めに買った。もう一つ、皆様に教えるためにも自分が常に最新の知識を持っていないと対応できないという理由もある。
購入したものは代替機と同じ SONY 製であり、薄いコンパクトなタイプで画面は 10inch 、ただ重さが以前の1.5倍近くの1.5kgあるは難点。でも普通15inch程度のもの比べれば、半分~それ以下の重さである。
Windows 8 になり、画面は以前のものより大変見やすくなっている。
いろんな面で工夫もみられよく考えてあるが、私のようにどちらかと言うと便利な機能を使い倒す(「こなす」が正しい表現かな?) Heavy User にとって困った問題は、自由にカスタマイズ(=自分用に使いやすいように各機能の変更可能な部分を設定し直すこと)がしづらいことである。
つまり、パソコンの素人や不慣れな人に、自由にいじれないように工夫されている。従って、スマホになれた人や初めてパソコンを購入する人には抵抗がないかも知れない。
私の教室で教える、送る(sendto)機能、クイック起動(quickl launch)機能などが簡単に扱えない、ファイル検索でも従来のように、[windows] +「R」で検索窓は出るもののフルスペルを入力しても、「アクセスできません」、「見つかりません」と出てしまう。これまでは単語のスペルを1文字か2文字で入れれば検索できたのにサッパリお目当てのファイルを表示してくれないなど。私にはとても使いづらい!
こうなると、ますます闘志が湧いてきて、意地からでもあの手、この手で探し出し、結局は今までのXP、Vista、7と同じような使い勝手にしてしまう。これがまた面白い、楽しいところである。もちろん、便利な機能はそのまま使い、いわゆる「いいとこ取り」なのだ。
電源は、Vista や7 の場合自分で設定する必要があった、蓋を開ければ即起動(「2秒起動」とでも言おうか)する「スリープモード」がデフォルト(=事前定義)となっている。そのような使い方をしていない方には分からないかも知れないが、バッテリー管理やそんな基本知識を教えるのが highdyの教室である。
皆様からいろんな質問が来る前にいろんな機能を触りまくって、技術レベルを上げておくことも必要であろう。
まあ、大体自分の思い通りなったし、困った人も助けることができるだろうところまできた。初期設定とカスタマイズで延べ一週間、実質15時間はかかっている。もちろん、万が一に備えての起動ディスクやバックアップディスク作成も含んでいる。
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SEM (土曜日, 09 2月 2013 17:46)
これからパソコンを始める人は新しい製品を買います。その方たちのための用意をするんですね。もちろん買い替える方もいますから、その方たちの質問にも答えなければなりません。用意万端しておくことは大切ですさすがhighdy だと感心しました。
highdy (土曜日, 09 2月 2013 17:57)
はい、教える立場の人はできるだけ、新しい知識を持っていることが必要です。自分自身が進歩をやめる時が来たら、パソコン教室はもう終わりです。
今朝も大阪の英語教室の Lucy 先生が、英語研修に出かけられたことが Facebook に出ていましたが、まさにそのような行動こそ素晴らしい指導者だと思います。
まだ、私の教室の卒業生に Windows 8 を入手した話は聞きませんが、そのうち購入して困ったた方が現れた時に備えてひと足お先に入手しました。