毎年お正月のTVのニュースで、皇居の一般参賀の模様が伝えられている。
江戸城が「皇居」と呼ばれるようになったのは、「明治」という元号になってからであるが、「天皇」が庶民に親しみのある存在になったのは、「昭和」になってから、それも戦後になってからである。特に近年は、より身近な存在となってきた。それでも、誰もが気楽に訪問できる場所ではないのが現状で、私も人生の8割か9割を終えたいま、初めて皇居に参賀する。
やっと宮殿前の広場に入れたが、先客はすでに多く第一回目の参賀は始まっていて庶民の「万歳!万歳!・・・」の声の後、天皇陛下の新年の御言葉を聞くことができた。(右の写真)
紫陽花がいつもお世話になっている旅行会社の超ベテラン添乗員の「詳しい行動予定」により、最高の場所で第二回目のお出ましを迎えることができた。
そのコツとは、上の写真に見える大きなクスノキの傍で、「お立ち台」の中央よりクスノキ寄りの一番前で見ることである。何故なら、お立ち台より先に行ってしまうと、出口には近くなるが太陽の反射が眩しくなってしまうというアドバイスであった。
何とか初めての皇居参賀が無事に終わって、日比谷通りに向かう途中、とても穏やかな良い天候に恵まれたことに感謝する。午後の参賀に向けて、まだまだ多数の人々が列をなしているの横目に宮内庁のカレンダー(「皇室カレンダー」とも言い、通常1000円で販売されている)を1冊買った。
続いて東京タワー下で昼食を取ることに…。中華料理の昼食バイキングが1200円、夕食バイキングが1500円である。コーヒーを一杯飲んでも500円かかる都内としては、メチャクチャに安く、とても美味しかった!
食後、東京タワーのすぐ足元にある家康の霊廟「安国殿」でも有名な「増上寺」にもの参拝(左上の写真)、境内では太郎・次郎一門による「猿回し」(右上の写真)も楽しむことができた。
さらに帰り道には、「おばあちゃんの原宿」で有名な巣鴨の「とげぬき地蔵」にも参拝して帰宅。
本格的な親父の介護が始まって以来、自宅では近年にない寛いだ正月の過ごし方である。その親父を看取って、昨年暮れには早くも一周忌の法要を済ませ、今年は気持ちの上でも晴ればれとした初めての心豊かな老後の正月である。約8年の期間中、ある程度大変な介護は4年、そのうち寝る間もないほど大変だったのは半年だけで、その後、最期の1年間はリハビリ病院における介護(2日に一度の昼食ボランティアと洗濯物交換)である。なんだか、10年振り位に紫陽花と正月を過ごしたような気がする。こんなにのんびり生活できるのなら、大学の勉強もそろそろやめた方がいいのかも知れないと思うほど。
ま、先は短いが当面の時間はたっぷりある老後生活の身、後でゆっくり考えてみるとしよう!
コメントをお書きください
SEM (土曜日, 05 1月 2013 12:57)
奥さんとお二人の素敵なお正月を迎えられ良かったですね。
関東地方は天候に恵まれ参拝客も多かったようですが、老年の私たちは家で過ごしました。
Highdy (土曜日, 05 1月 2013 13:32)
そうですね、素晴らしく天候に恵まれた一般参賀でした。
今年は7万5千人以上の方が訪れたようです。
同日の万歩計は1万歩以上を示し、健康にも良かったと思います。
私の誕生日である昨日も午前中から墓参り、その他で一日中出かけ、自宅に落ち着いたのは夜21時以降でした。
今日は朝から授業番組(インターネット放送分)の録画をしながら、勉強をしていますが、明日も国会に行ったり、横浜に行ったりと、また忙しい一日が待っています。
phoosuny (火曜日, 08 1月 2013 19:13)
皇居の一般参賀に行って来られたのですね!
私はテレビのニュースで観てました。
大変な人なんでしょうね。
HighdyさんにPCのご指導を受けてから色々な事が変わりましたが、この一年・一日を大切に過ごして行きたいと思います。
今年も宜しくお願いいたします。
Highdy (水曜日, 09 1月 2013 00:56)
一般参賀も一度は行っておくのもいいかと…、
でも何度も経験しているベテラン旅行社のアドバイスにより、多い人出の中にありながら意外にスムースに最高のポジションに位置することができ大変満足した。
PC技術に関しても、まだまだお役に立つ素晴らしい技術を伝授しますので、乞うご期待です!
今暫くの間、長時間のサポートや指導は困難ですが、2月になりましたら、バリバリやりましょう!
質問事項を溜めておいてください。