自宅の外壁も築14年を経過、塗装をしなければいけない時期はとっくに過ぎた。が、建築当初にとても丁寧な良い仕事がしてあったため、まだ数年以上全く問題がない状態である。
一般に、アクリル系、ウレタン系、シリコン系、フッ素系などの仕上げ剤により、5~8、8~12、12~15、15~18年と耐用年数が異なる。当然費用も最低と最高では4~5倍以上の差が出てくる。
いくら仕上げ剤が良くても、前処理・下地処理がきちんとできていないと、その効果は大差がないものになることもある。大部分の樹脂塗料は紫外線で老化するものと思ってよい。いや、それが常識である。塗装である以上いかなるものも、経年変化で傷んでくる。今回は何処にも目で見える損傷はないが、家屋本体を傷めないためにもと早めの決断で着工の意思を固めた。
早速複数の業者の見積書を検討、業者をいじめるのは嫌いな方だが、「職務上知り得た機密情報(?)ならぬ知識と技術」により「適切に査定」してネゴし、快く受注し確実な丁寧な仕事を約束してもらった。
ところが、問題は屋外収納庫。屋外には私が造った幅1m、長さ約3mの収納庫がある。高さは半分が2m、残りは1.2mと家の採光を考慮に入れた特別設計である。これを移動しないと、完璧な塗装工事はできない。
私が使う車のメンテナンス用品、大型の乾湿両用掃除機、大型大工道具、特殊作業補助台、工作用木材、紫陽花が使う農機具、寒冷紗、乾燥ワラ、染色材料、etc… 結構ボリュームもある。工事の期間中これらのものを収納するには、ホームセンターで大型の収納ボックスを3個程度(費用は大したことはなく1万数千程度だが…)買わなければならない。
さもなくば、家庭菜園に運んでブルーシートを架けておく手もあるが、恒久的なことを考える適切な方法ではない。
そこで、考えたのが屋内の収納スペースを増やし、止むを得ない一部のみ小さめのコンテナボックスに収め、他はすべてその屋内収納庫に入れる方法である。
ここでまた考えた! と言っても自分で設計した家でもあり、プロが造るその構造は概ね頭に入っている。ここに穴をあければ、これだけのスペースは確保できる、という確信の元に、既存の収納庫の壁に人が出入り可能な穴を開けた。普段は見えない所だが開けてみると、これでもかというほど断熱剤が入れてある。断熱材にものが触れてクズが出ると健康に良くないので、ベニヤ板できれいに内装をした。
図の赤枠部分の既存収納庫の左側に階段の90度曲がる部分以下、床下まで使用してかなりのスペースを確保できた。幸い我が家は鋼管杭打ちの上に頑強な基礎工事をし、その内側は防水モルタルで土面を覆ってあり、梅雨時でもカラとしている。
かかった費用は、3,000円でおつりがくるほど。暑い時期に大変な作業だったが、紫陽花の協力もあり一日でほぼ終わった。今日はその収納庫に出入りする、秘密の出入り口にスライド式上下扉を取り付けた。「 秘密の収納庫」の完成!!
明日は収納物の移動・搬入、明後日は倉庫の取り壊し、壊した資材は家庭菜園にて一時保管。塗装工事完了後、新たな軒下資材庫でも作る予定である。「サンデー毎日」の日々だが、大学の勉強と合わせて結構忙しい日々を送っている。
ちょっとしたアイディアや工夫で生活も快適になるもの。
労力を惜しんではならない、脳や体を動かすことは健康にも良い!
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