縁のあった(?)二人・・・

　数日前、実家の２階出窓の木製窓が老朽化で傷んでいたため、２ケ所だけ新しいアルミ製（網戸付き）に交換してもらった。この部屋は若い頃から私の管理エリアの場所である。２重窓になっていて内側にもガラスの装飾引き戸があるが、今回はいずれも外側のガラス戸である。西側は押入れと廊下でこちらにも窓があり、夏も涼しく、冬暖かい実家内の一等地である。

宅地は２階から近くの遊園地や空港、市内の一部を眺望できる高台にある。古い田舎タイプの家で畳のサイズも 910×1820mm と比較的大きい、いわゆる中京間で江戸間（関東間）や公団間（団地間）より部屋がやや大きい。電話室（４畳）を境に両側に３部屋ずつあるＬ字型配置で、リビングキッチンの端から２階に上がることができ、階段の上がり口にも外部からのドアもある。私の友人が遊びに来た時にリビングを通らなくても、２階に行けるようにとの配慮である。

ついでに、第一勝手口の二重ドアの網戸も新調した。第一勝手口というといかにも大きな邸宅のようであるが、そうではなく、実家ではこの入口から入って数ｍ先の左側から電話室へ上がるドアと別に、さらに右に曲がって１ｍ余りの左側に台所への勝手口（引き戸）から入る方法がある。そこを過ぎて左に曲がり３ｍ余りで２階に入ることもできる。玄関と合わせると４ケ所の入り口があり、古い家ながら便利になっている。すべて雨に濡れることのないような構造になっている。

高校の後輩の会社に依頼したら、市価の半値近いで価格で施工してくれ、「大先輩の家だからしっかりいい仕事をやれよ！」と言われたと、若いけれどとても腕のいい職人が２人やって来た。

完成写真を撮影しながら、久し振りに窓からの眺めを撮った。

広大な公園内にある遊園地までは徒歩３分余り、空港にはタクシーで４～５分、８分もあれば手荷物検査を経て搭乗ゲート前で座っておれる距離である。

その昔私が大学２年生の時に地元で国体があり、新聞社のアルバイト中プールサイドで現天皇陛下が２ｍ近く前を歩かれた。そのプールの手前が上の野球場、さらにその手前が体育館である。

我が紫陽花は実業団（大昭和製紙→日立と転職）に入る前の高校生で、バスケットボールの選手として参加、なんとその体育館で試合をしていたのだ！ それが1５年近くも経って仕事（地元の会社に勤務しながらミニバスの指導者として活躍中）のご縁で、出会うことになろうとは夢にも思わなかった。しかも、２年おきの栄養改善学会で２度も会うとは…、まさか、実家の近くで二人が活動しているなんて…。

それが縁のあった(?)二人になり、今日がある。

人間　悪いことはできない！　どこで誰が見ているか分からない。

意外なところで、意外な出会いがあり、意外な方向に進展するものこともある。