今年は当たり年? と言っても、別に宝籤や交通事故ではない。
実家の植物の話。昨年は数十個だった無花果(イチジク)の実が、今年は摘果の時期を逸したので放置しておいたら、数えられない位になってしまった。恐らく100個近くはあるのではないだろうか、連日収穫できる。お蔭で毎日デザートに登場することに。
あまり沢山成らせると実が小さくなってしまうので、通常は1cm位の時に摘果してしまうことにしている。ところが、昨年のお礼肥料がバッチリ効いたらしく、多くの実が成っても案外小さくならずに育っている。
果物は何に限らず好きなので、いくら収穫できても飽きない。オレンジや梨など他の果物を買う量が減って経済的にも助かっている。少ない日でも1個は採れ、多い日は4個も採れる。スーパーで売っているものは、5個400円前後だからとても有難いことである。
一方で、オクラもこれまたイチジクに負けじとよく採れる。こちらは連日1本~3本のペース。塩茹でしてサラダにしたり、味噌汁の具や炒め物にもいい。
ネバネバ系の納豆、山芋、モロヘイヤ、オクラなどは、個人の好き嫌いもあるだろう。私も若い頃はこれらネバネバ系、ナメコ茸や芽カブ(わかめの根っこ)のようなであるヌルヌル系はどうも気持ちが悪かった。が、食べてみると案外美味しいことに気付いた。
特にこれらネバネバした野菜のもととなる成分は、糖とタンパク質が結びついた「糖タンパク質」や多糖類の一種である「水溶性食物繊維」であり、胃の粘膜を保護したり健康のためにもいい。
ただ、ものによっては食べ方に注意も必要で、例えばモロヘイヤなどはホウレンソウと同様にシュウ酸を含む。だから茹でた後に十分水晒し(アク抜き)をする必要がある。昔からホウレンソウにかつお節をかけて食べていたのは、シュウ酸を早く体外に出し、結石を作らないためである。
シュウ酸はカルシウムと結合しやすいのがその理由である。ホウレンソウが出たついでに、ホウレンソウを油で炒めて食べると水晒ししていないのに、「えぐ味」を感じないで美味しく食べることができるのは、舌のシュウ酸との出会いを油が阻害してくれるからである。
当たり年の話がまたまた脱線してしまった!
それにしても、古(いにしえ)の人は、偉い! いい言葉、いい習慣を多く残しているものだ。
コメントをお書きください
みつば (火曜日, 28 8月 2012 21:44)
いちじくは若かりしころは
苦手でしたが
最近は食べれるようになって
美味しく感じるようになりました。
オクラも苦手でしたが
今は大好きです。
これは 歳のせいですか?
でも モロヘイヤは
どうも挑戦する気がなくて
遠慮しています。
近くだったら
是非 食べてみたいです。
いいなぁー。
Highdy (火曜日, 28 8月 2012 21:53)
昨日は無花果4個、オクラ2本、今日は無花果3個、オクラ4本の収穫で、すべて胃袋に保存しました。
人間の嗜好も年齢とともにかわるようです。 私もそうでした。
モロヘイヤ入りのパンを作っておられる方がいるようですが、私はまだです。
パンの話のついでに、先日教えてもらったレシピーを少しアレンジしてヨーグルト入り(60g)ブドウ(50g)パンを焼いてみました。メチャ美味しかったですよ!
wakae (土曜日, 01 9月 2012 05:34)
収穫できていいですね
イチジクの時期ですか
初もの買って食べないと
Highdy (土曜日, 01 9月 2012 08:44)
wakaeさん
お久振りです。 コメントをありがとうございます。
このところ連日食べていますが、あと4,5日で自宅に帰りますので、なんだか残りがもったいない感じがします。
どんどん新しいのが育ち、既に30~40個は食べたのに、数えたらまだ100個以上ありそうです。